暗号資産詐欺師が被害者の自宅に現金回収の「使者」を派遣

暗号資産投資詐欺を行う犯罪グループが、被害者のもとに直接現金を回収する「使者(クーリエ)」を派遣しているとして、FBIが警告を発しています。

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FBIによると、詐欺師たちはソーシャルメディア、テキストメッセージ、または架空の投資家を装った人物を通じて被害者に近づき、偽の取引プラットフォームや捏造された運用実績を使って追加入金を促す暗号資産スキームに引き込むといいます。

金融機関が不審な送金をブロックすると、詐欺師は「投資を継続するため」あるいは「出金に必要な手数料を支払うため」に現金での手渡しが必要だと被害者に告げます。

こうして手口を切り替えた詐欺師は、現金を直接回収するためのクーリエを手配します。

「被害者が現金を用意して詐欺師に連絡すると、詐欺師は被害者の自宅や公共の場所へ現金を受け取りに行くクーリエを手配します。その際、詐欺師は被害者に米ドル紙幣のシリアルナンバーや何らかの合言葉を伝えます」とFBIは説明しています。

「クーリエが現れると、当該の紙幣を見せるか、事前に取り決めた合言葉を告げることで、詐欺師側の人間であることを証明します。」

現金が回収されると、偽の投資プラットフォーム上で新たな入金があったように見せかけることがあります。しかし、被害者が後から出金しようとすると、詐欺師は税金・違約金・各種手数料などを名目にさらなる支払いを要求し、同じクーリエ手配の手口で追加の現金を巻き上げます。

「暗号資産取引プラットフォームへの投資を検討する際は、そのプラットフォームが詐欺である可能性を示す記事・フォーラム・レビューをオンラインで検索してください。名称だけでなく、URL・ウェブページ上の識別情報・アプリのスクリーンショットなども合わせて検索することが重要です」とFBIは呼びかけています

また同機関は「ラブボミング」にも注意を促しています。これは詐欺師が被害者との信頼関係と感情的なつながりを素早く築いたうえで、不正な暗号資産投資へと誘導するソーシャルエンジニアリング手法です。

FBIが最新のIC3レポートで明らかにしたところによると、暗号資産に関連する被害額は2025年に113億ドルに達しており、そのうち72億ドルが暗号資産投資詐欺によるものとなっています。

翻訳元: https://www.helpnetsecurity.com/2026/06/16/crypto-scammers-couriers-cash-pickups-fbi-warning/

ソース: helpnetsecurity.com