身代金交渉人、被害者にマルウェアを感染させる手助けをしていた罪で禁錮70か月の判決


  • 身代金交渉人のAngelo Martino容疑者、BlackCat(ALPHV)の攻撃者を秘密裏に支援していたとして禁錮70か月の判決
  • Martino受刑者は暗号資産による報酬、住宅、自動車、ボートを没収され、釈放後は給与の10%を支払う義務を負う
  • Martino受刑者は摘発された3人目の交渉人。共犯者のRyan Clifford Goldberg被告とKevin Tyler Martin被告は、同様のインサイダー的共謀により先に禁錮4年の判決を受けている

依頼主に内緒で攻撃者側と手を組んでいた身代金交渉人が、禁錮6年近くの判決を言い渡されました。

米政府が公表した量刑に関する意見書によれば、41歳のAngelo Martino受刑者は今後70か月間服役することになります。さらに、インサイダー情報を提供した見返りとして攻撃者から受け取った暗号資産や、その資金で購入した住宅、自動車、ボートもすべて没収されます。

また、釈放後に得る給与についても、その10%を支払わなければなりません。

減刑を求めた被告

2025年11月、身代金交渉人として被害者の被害を最小限に抑える役割を担っていたはずの3人の男が、実際には悪名高いBlackCat(ALPHV)ランサムウェア集団の協力者だったことが報じられました。

その後数か月にわたる報道により、フロリダ州Land O’Lakes在住のAngelo Martino受刑者、テキサス州のKevin Tyler Martin被告、ジョージア州のRyan Clifford Goldberg被告の3人は、被害者を助けなかっただけでなく、実際には一部の被害者にランサムウェアを感染させ、その後、支払額を最大化するために他のBlackCat関係者へ貴重なインサイダー情報を共有していたことが明らかになりました。

被害に遭った企業は少なくとも5社に上ります。フロリダ州の医療機器メーカー(当初1000万ドルの身代金を要求されましたが、最終的に約120万ドルを支払いました)、メリーランド州の製薬会社、カリフォルニア州の医院と工学系企業、そしてバージニア州のドローン製造会社です。

3人はいずれも重い刑罰(禁錮10年から20年)に直面していましたが、実際の判決ははるかに軽いものでした。Martin被告とGoldberg被告は2026年4月にそれぞれ禁錮4年の判決を受け、Martino受刑者は禁錮5年10か月を服役することになります。Martino受刑者は罪状を認め、禁錮24か月を求刑するよう求めていました。その中で「共同被告2名の起訴と有罪判決に寄与する重要な協力を行った」と主張していましたが、この訴えは通りませんでした。

翻訳元: https://www.techradar.com/pro/security/ransomware-negotiator-hired-to-represent-victims-was-working-for-the-attackers

ソース: techradar.com