連邦取引委員会、患者情報を第三者プラットフォームと共有した疑いでHims & Hersを提訴

遠隔医療サービスを提供するHims & Hersは、消費者に対してプライバシー保護を約束しながら、実際には顧客情報を第三者の広告プラットフォームと共有していた疑いがあると、水曜日に提起された訴訟の中で米連邦機関が主張しました。

連邦取引委員会(FTC)によると、Hims & Hersは「医療状態に関する機微な健康情報」をSnapやMetaなどに提供していたといいます。

「Himsは特定の顧客のリストを広告プラットフォーム各社と共有することで、消費者の健康情報を提供していました」とFTCはプレスリリースで述べています。 

同社はまた、ウェブサイト訪問者の行動を明らかにする「第三者のトラッキング技術」を通じても消費者の情報を共有していたと、リリースには記されています。

サンフランシスコに本社を置くHimsは、遠隔医療サービスに加えて、処方薬を消費者に直接販売しています。同社の患者は、性の健康や精神的健康をはじめとする機微な症状の治療を求めるケースが多く、治療を受ける前にオンラインフォームに記入し、医療提供者による審査を受けることが義務付けられています。

FTCによれば、同社の行為は不公正・欺瞞的な行為を禁じるFTC法に違反しているといいます。ユタ州とカリフォルニア州もFTCとともにこの訴訟に加わりました。 

Himsの広報担当者は声明の中で、この訴訟は「FTCによる約3年に及ぶ調査の過程で当社が提供した相当な証拠を無視し、遠隔医療分野で確立された州法や業界標準を無視した上で、主張をでっち上げるために法律をねじ曲げるものだ」と述べています。

「これは消費者保護に基づく法執行ではなく、当社を犠牲にして見出しを稼ごうとする試みです。」

Hims & Hersは、顧客は自身のケアについて「十分な情報に基づいた」判断を下すために必要な情報を得ていると述べ、同社のプライバシーポリシーでは自身の情報がどのように扱われるかを利用者がコントロールできると説明していると付け加えました。 

FTCの訴状によると、Himsのウェブサイトは、消費者の「医療記録や機微な情報にアクセスできるのは、ケアを担当する医療提供者のみです」と約束するなど、同社が患者のプライバシーをいかに厳重に守っているかを強調していたといいます。 

訴状によれば、Himsはまた、顧客に対して「100%オンラインで、プライベートかつ安全なプロセス」を提供すると宣伝していました。 

こうした主張は「消費者の健康情報を第三者に開示することはないとHimsが伝えていたに等しい」と訴状は指摘しています。「Himsはプライバシーに関する約束を守る代わりに、会社を成長させ、収益源を拡大する道を選びました。」

FTCはさらに、HimsとHersが顧客によるサブスクリプション解約を過度に困難にし、請求方法について消費者を欺いていたとも主張しています。

翻訳元: https://therecord.media/hims-hers-privacy-lawsuit-ftc

ソース: therecord.media