物理セキュリティ業界の最も有名なブランドが、ShinyHuntersの攻撃を受け被害に

セキュリティ

この会社は、SaaSシステムよりも住宅の方がしっかり守れているといいのですが

住宅・法人向け物理セキュリティの大手ブランドであるBrinks Homeは先ごろ、IT系システムの一部で不正アクセスを確認したと発表しました。ShinyHuntersは、このBrinks HomeのSalesforce環境から数百万件の記録を窃取したのは自分たちの犯行だと主張しています。

Brinks Homeは侵入者の名前や被害を受けたシステムを特定していませんが、犯行の責任を主張する側が窃取したとするデータを流出させると脅迫していることを明らかにしています。

同社の声明では次のように述べられています。「Brinks Homeは、どのような情報が影響を受けたのか、また誰が影響を受ける可能性があるのかを特定するため、鋭意対応を進めています。個人情報が影響を受けたと判断した場合には、必要かつ適切な形で該当者に通知します」

この事案に関するFAQページによれば、現時点で同社が把握している限り、Brinks Homeの製品やサービス自体には影響がなく、アラームなどのセキュリティ機器は問題なく動作するはずだとしています。

Brinks Homeは情報開示にあまり積極的とは言えず、LinkedIn経由のメッセージ以外にメディアとの正式な連絡手段も用意していない状況で、送ったメッセージへの返信もありませんでした。一方で、犯行を主張する側は詳細の一部を公表しており、その正体はSalesforceの侵害を繰り返し主張してきたShinyHuntersに他なりません。

リークサイトを監視するRansomware.liveによると、ShinyHuntersはBrinks Homeから「一部個人情報(PII)を含む」490万件超のSalesforceレコードを入手したと主張しています。同グループは今週、Brinks Homeが7月30日(木)までに連絡を取り身代金交渉に応じなければ、データを流出させるとともに「複数の厄介なデジタル上の問題」を引き起こすと脅迫しました。

Brinks HomeがShinyHuntersに連絡を取ったかどうかは不明です。Brinks Homeはメッセージへの返信を寄せておらず、またThe Registerが把握していたShinyHuntersの連絡先も変わってしまったようで、メッセージやメールが送信エラーとなっています。

ShinyHuntersは最近、Salesforceを標的にした侵入を繰り返し行っており、同グループは今年に入ってから約100社もの著名企業のSalesforce環境からデータを窃取したと主張しています。Salesforceはこれまでにも、身元不明の既知の脅威アクターグループが公開状態のSalesforce環境を積極的にスキャンし、設定不備のあるゲストアカウントを悪用して侵入していると警告していました。

なお、Brinks Homeは現在、大手Brinksブランドとは別会社です。The Brinks Companyによると、同社は2010年に住宅セキュリティ部門を売却したとのことです。Brinks Homeの親会社であるMonitronicsは、2019年以降すでに2度も破産申請をしています。同社の顧客のためを思えば、物理セキュリティサービスの質が、財務管理や情報セキュリティの質よりはましであることを願うばかりです。®

翻訳元: https://www.theregister.com/security/2026/07/31/the-most-famous-brand-in-physical-security-got-pwned-by-shinyhunters/5281924

ソース: theregister.com