マニトバ州最大の病院がランサムウェア被害、空調・入退室管理システムに支障

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ランサムウェア攻撃者が、カナダ・マニトバ州最大の病院の工学設備システムに障害を引き起こしました。ウィニペグにあるヘルス・サイエンシズ・センターへのサイバー攻撃を受け、換気・空調の集中制御や電子入退室バッジの管理に問題が発生しましたが、事案発生中も患者への治療は通常どおり継続されました。

8月10日に不審な活動を検知

シェアード・ヘルスは報告の中で、悪意ある活動を8月10日に初めて検知したと明らかにしました。職員は直ちに影響を受けたネットワークを隔離し、さらなる不正アクセスを食い止めました。病院はサイバーインシデント対応計画を発動し、対策チームを編成するとともに、情報セキュリティ専門家や法律顧問を招集しました。法執行機関にも本件が通報されています。

空調の集中制御がオフラインに

今回の攻撃は、ヘルス・サイエンシズ・センターとキャンサーケア・マニトバ双方の建物にまたがるシステムに影響を及ぼしました。具体的には、暖房・換気・空調の集中制御が機能を停止しました。設備そのものは稼働を続けており、職員は現地での手動制御に切り替えて対応しました。建物内の空気循環は通常どおり続けられ、空調ユニットが停止されることはありませんでした。

入退室管理システムの復旧はより複雑に

入退室管理システムをめぐる状況は、より複雑なものとなりました。ヘルス・サイエンシズ・センターのセキュリティチームは、新しい電子入退室バッジの発行や、既発行バッジの権限変更が一時的にできなくなっています。これは、当該機能を担うシステムが今回の攻撃の影響を受けたものの一つだったためです。ただし、既存のバッジは引き続き正常に機能しています。病院当局は施設内の物理的な警備体制を強化しており、警備員が建物内の監視を継続しています。

臨床システムと患者ケアには影響なし

シェアード・ヘルスによると、臨床システムや医療サービスは今回の攻撃による影響を受けていません。患者が病院への来院予定の変更を求められることもなく、医療サービスは中断することなく継続されました。これは、影響を受けたインフラが、患者治療に直接使用されるシステムから適切に分離されていたことを示しています。

従業員データへのアクセスの有無、調査継続中

これとは別に、シェアード・ヘルスは攻撃者が従業員データにアクセスしたかどうかについても調査を進めています。専門家らは、攻撃者が情報を閲覧あるいは窃取したかどうかを、まだ特定できていません。予備調査では、財務記録や患者の医療データへのアクセスを示す形跡は見つかっていません。

調査は継続中

本事案に関する調査は現在も続いています。シェアード・ヘルスは、攻撃者がどのようにネットワークに侵入したか、関与したランサムウェアの種類、攻撃者の身元、身代金要求の有無について、まだ明らかにしていません。調査によって従業員情報の漏えいが確認された場合、同組織は影響を受けた個人への通知と、今後取るべき対応の案内を行うとしています。

翻訳元: https://meterpreter.org/manitoba-hospital-ransomware-hvac-access-control/

本記事は meterpreter.org の記事を翻訳・要約したものです。