世界最大級の玩具・ゲームメーカーであるハズブロは、攻撃者によって従業員の個人情報および金融情報が不正にアクセスされたことを公表しました。影響を受けた人数は明らかにされていません。
1923年創業のハズブロは、NASDAQに上場するアメリカの多国籍エンターテインメント複合企業で、モノポリー、クルー、Nerf、トランスフォーマー、プレイ・ドー、ペッパピッグ、スクラブル、マジック:ザ・ギャザリング、ダンジョンズ&ドラゴンズなど数多くのブランドを傘下に抱えています。
同社はマサチューセッツ州司法長官室にデータ侵害通知書を提出しましたが、影響を受けた個人の総数や、インシデントを検知した時期については明らかにしていません。
ハズブロは次のように述べています。「対象となった情報は個人によって異なりますが、氏名に加え、メールアドレス、住所、電話番号、国民識別番号、金融情報といった追加の個人情報要素が1つ以上含まれていた可能性があります」
「ハズブロは、侵害された従業員アカウントの無効化、不正アクセスの遮断、そして今後同様のインシデントが発生するのを防ぐための追加的な安全対策の導入など、封じ込めおよび是正措置を講じました」
侵害通知書には、影響を受けた人数の総数や流出した情報の詳細な内容は記載されていませんが、マサチューセッツ州司法長官室の2026年データ侵害通知報告書によると、今回の侵害ではマサチューセッツ州のハズブロ従業員436人の社会保障番号、金融口座情報、クレジット/デビットカード番号、運転免許証情報が影響を受けたとされています。

BleepingComputerは、今回の侵害で顧客も影響を受けたのか、また攻撃者が身代金要求を送りつけたのかについてコメントを求めましたが、ハズブロの広報担当者からは取材時点で回答が得られませんでした。
ハズブロは4月上旬にも、3月28日に自社システムを襲い、一部システムをオフラインにして復旧作業を余儀なくされたサイバー攻撃を公表していました。
当時、ハズブロは米証券取引委員会(SEC)への届け出において、投資家に対して「一部遅延が生じる」と警告し、事業継続のために講じた暫定措置について「状況が完全に解決するまで数週間続く可能性がある」と述べていました。
その後ハズブロが提出した財務報告書によると、同社は今回のサイバー攻撃により約2,500万ドルの減収となりました。
ハズブロは、3月に発生したインシデントと、今週マサチューセッツ州司法長官室に提出された通知書で公表されたデータ侵害との関連については言及していません。