マンチェスター空港グループ(MAG)から盗まれたとされるデータが今週オンラインに流出し、そこには880万人分のメールアドレスと電話番号が含まれていることが判明しました。
MAGは先週この事件を公表し、ハッカーが同社のシステムに侵入し、駐車場・ラウンジ・ファストトラック予約データに加え、マンチェスター、ロンドン・スタンステッド、イースト・ミッドランズの各空港における空港内Wi-Fi登録情報を盗み出したと警告していました。
同空港運営会社は、ハッカーがメールアドレス、電話番号、車両登録番号、郵便番号を窃取したことを明らかにする一方、今回の事件による運航への影響はないとしています。
MAGは、盗まれた情報が第三者がホストするデータベースに保存されていたこと、また攻撃者から身代金要求を受けたことを認めましたが、詳細についてはそれ以上の説明を控えています。
週末にかけて、恐喝グループのFulcrumSecが今回の攻撃について犯行声明を出し、その後MAGから盗んだとされる非圧縮データ約550ギガバイトを公開しました。

同グループによると、このデータには約870万人分の個人情報が含まれており、氏名、メールアドレス、電話番号、居住地域と郵便番号、そしてアカウントへのアクセスに使用された自宅のIPアドレスなどが含まれるとしています。
データ漏洩通知サイトのHaveIBeenPwnedがこのデータセットを解析し自社データベースに追加したところによると、約880万件のメールアドレスと電話番号が流出したことが確認されました。氏名、ブラウザのエージェント情報、購入履歴、車両登録プレート情報も同様に流出していました。
FulcrumSecによると、盗まれたデータには2,482,763件の購入記録(駐車場・ラウンジ・ファストトラック商品の予約)、予約や駐車場、車両登録に関連する461,433件のSMSメッセージ、そして108,077件の英国車両登録プレート番号(重複なし)が含まれているとしています。
さらに同恐喝グループは、MAGのプラットフォームの設定情報も窃取したと主張しています。SecurityWeekは攻撃者側のこの主張を独自には検証できていません。
FulcrumSecによれば、MAGの3つの空港それぞれのウェブサイトのフロントエンドJavaScript内に、各ルートドメインごとに管理者用キーが平文のまま放置されていたため、それを悪用してMAGのシステムに侵入したとしています。
同恐喝グループは、MAGが身代金を支払わなかったことを認めています。