- セキュリティ問題を懸念する従業員が昨年よりも増加
- 4人に3人が復旧ツールを使いこなせないと回答
- 強固なデータストレージが助けになるとレポートは指摘
セキュリティは一般的にITや経営層の問題として捉えられがちですが、実際には私たち一人ひとりに、想像以上の影響を及ぼしています。Object Firstの新しい調査データによると、ITセキュリティリスクによって職場で耐えがたいストレスを感じている従業員は91%にのぼり、昨年から7ポイント増加しました。
しかし残念なことに、これは諸刃の剣とも言える状況です。原因はいずれもAIにあるからです。10人中9人がAIツールによって生産性が向上したと回答する一方で、10人中7人はAIを悪用した脅威の増加がストレスの主な要因になっていると答えています。
さらに、自社がこうした脅威に十分対応できていると考えている人は、4分の1未満(24%)にとどまっています。
AI主導のセキュリティ脅威が私たちに及ぼす実際の影響
職場でのストレスの主要因としてはサイバー攻撃のリスク(50%)が挙げられていますが、業務過多や人員不足(50%)も同率で首位に並んでいます。バックアップ・復旧体制のギャップ(41%)や稼働率維持へのプレッシャー(44%)も従業員にとって大きな悩みの種となっており、こうしたストレスが直接的な攻撃だけでなく、業務量や運用面からも生じていることがうかがえます。
例えば、4人に3人(74%)が、セキュリティの専門知識がなければ復旧ツールを使いこなすのは難しいと回答しており、一般の知識労働者が対応に苦慮している実態が浮き彫りになっています。5人に1人(19%)は、インシデントの最中およびその後に無力感や圧倒される感覚を覚えるとまで答えています。
当然ながら、こうしたストレスは生産性にも影響を及ぼしており、5人に4人(78%)がストレスによって自身の業務パフォーマンスが悪化したと述べています。5人に2人(39%)は退職を考えたことがあるとも回答しています。
「テクノロジーがサイバーレジリエンスにとってどれほど重要であっても、組織のデータを保護し復旧させる責任を担う人材の存在は、それと同じくらい欠かせません」と、同社のCEOであるDavid Bennett氏は結論付けています。