tenfold CE:無料のIDガバナンスツールに2つの新機能が登場

tenfoldのCommunity Edition(CE)を使えば、ユーザー数150人未満の組織は、同社のIGAソリューションのすべての機能を無料で利用できます。今回のアップデートで、共有コンテンツのアクセスレビューやイベントログの一元監査といった無料機能がさらに加わりました。

IT環境の分散化と複雑化が進むなか、従業員に必要なリソースへのアクセスだけを過不足なく与えることは、ますます難しくなっています。仕入先やゲストを含めてスムーズなアクセスを提供しつつ、重要なデータを守りたい組織にとって、ID governance and administration(IGA)は欠かせない機能です。

ユーザーが数十人を超えると、手作業によるガバナンスの限界が見えてきます。入社時の手続きの遅れ、過剰な権限を持つユーザー、使われていないアカウント、誰がどのリソースにアクセスできるのかが把握できない状態などです。統制が効かなければIT運用の効率が落ちるだけでなく、情報漏えいや侵害のリスクも大きく高まります。

小規模組織向けの無料・フル機能IGA

ところが、手作業のガバナンスでは限界に達した企業でも、自社の規模に合うソリューションを見つけるのは容易ではありません。IGA製品の多くは大規模なエンタープライズ環境を想定しており、価格が非常に高く、小規模なIT部門では運用もほぼ不可能です。専用のIGAプラットフォームは導入のハードルが高すぎるため、多くの組織が自動化されたガバナンスと手作業での管理の中間という中途半端な状態に置かれています。

このギャップを埋め、規模を問わずあらゆる組織がIDガバナンスを利用できるようにするため、tenfoldは、IGAを簡単に設定・管理・維持できるよう、ゼロから設計されました。ノーコードで設定できる仕組みと、すぐに使える豊富なプラグインがそれを支えています。

IGAを誰もが利用できるものにするという方針の一環として、tenfoldは管理対象ユーザーが150人未満(管理者アカウントとサービスアカウントを含む)の組織向けに、無料のCommunity Editionを提供しています。Community Editionには最上位ライセンスのすべての機能と連携が含まれており、ユーザー数の上限以外に利用制限はありません。同社のWebサイトから申し込めます。

利用を始める前に、tenfold Community Editionの特に優れた3つのポイントを紹介します。

  • 簡単なセットアップ:セットアップウィザードと、Active DirectoryおよびEntra ID向けの組み込み連携により、tenfoldをID基盤に簡単に接続できます。Community Editionの最初のステップを案内するビデオチュートリアルも用意されています。
  • 同等の機能:Community Editionには、有料プランと同時にアップデートや新機能が提供されます。リリースの遅延も、有料版限定の機能もありません。tenfoldのすべてを体験できます。
  • 頼れる仲間:疑問点が出てきたときや、機能を使いこなす方法を知りたいときは、公式のCommunity Editionのsubredditに参加すれば、ほかのCEユーザーやtenfoldチームのメンバーからサポートを受けられます。

前置きが長くなりました。それでは、Community Editionの新機能を見ていきましょう。

新機能1:共有コンテンツのガバナンス

Microsoft 365の共有コンテンツは、多くの組織にとってセキュリティ上の死角です。標準のガバナンスツールでは粒度が足りません。ユーザーが何を共有しているかを把握することさえ難しく、共有アクセスの監査はなおさらです。

tenfoldの共有コンテンツガバナンスは、次の2つの主要機能でこの問題を解決します。

  • Teams、OneDrive、SharePointにまたがるすべての共有ファイルの一覧表示。SharePointサイト、Teamsチャネル、1対1のチャット、ユーザーのOneDriveからの共有など、ユーザーが共有しているものすべてを一元的に可視化できます。
  • 共有ファイルに対する定期的なアクセスレビュー。ファイル、チャネル、サイトの所有者に、過去に共有したコンテンツへのアクセス権を持つ人を見直すよう促します。各レビュー担当者には、パーソナライズされたダッシュボードへのリンクが届きます。ダッシュボードには、ほかのユーザーと共有した対象項目がチェックリストとして並び、共有アクセスの承認や取り消しをすばやく行えます。

こうしたガードレールにより、組織はM365の共有機能を最大限に活用しながら、共有データにアクセスできる人を管理下に置けます。過剰な共有やクラウド上に残るアクセス権を防ぎ、クラウドでも安全を保てます。

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新機能2:イベント監査

現代のIDを狙う脅威から身を守るには、ガバナンスと受動的なリスク低減だけに頼ることはもはやできません。脅威をリアルタイムで検知して阻止するには、リアルタイムのイベントデータが必要です。

tenfoldはイベント監査機能により、IDガバナンスとリアルタイムのログ分析を組み合わせます。ガバナンスの枠組みを補う重要なコンテキストを提供し、次のことが可能になります。

  • イベントログデータの取り込みと分析
  • 任意のイベントタイプをtenfoldのデータベースに記録
  • ユーザー、システム、イベントタイプによるイベントデータの絞り込み
  • クエリの保存と共有による、特定の検索へのすばやいアクセス
  • ログインの急増や新規作成された管理者アカウントといった不審なアクティビティの迅速な特定

IDイベントに関する最新のデータがあれば、脅威が現れた時点で対応でき、被害が拡大する前に手を打てます。

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翻訳元: https://www.bleepingcomputer.com/news/security/tenfold-ce-our-free-identity-governance-tool-just-got-2-new-features/

本記事は bleepingcomputer.com の記事を翻訳・要約したものです。