Google、Androidで毎月500万件超の詐欺の疑いがある通話・SMSを検知

Googleは、Androidの詐欺検知機能が、詐欺の疑いがある通話とテキストメッセージを毎月500万件以上検知していると明らかにしました。モバイル詐欺の攻撃者は、発信者番号の偽装、偽の銀行通知、会話型フィッシング、AIを使った音声なりすましといった手口をますます多用しています。

Googleは、米国、カナダ、オーストラリアのスマートフォン利用者4,500人を対象にしたYouGovの調査を引用しています。この調査では、回答者の40%がモバイル詐欺を「非常に」または「極めて」懸念していると答えました。

Android、毎月500万件の詐欺通話・SMSを検知

Googleによると、同社はGoogleメッセージ、Androidの電話機能、Chrome、Android WebViewに新たな保護機能を導入して対応します。

中心となるのが、Googleメッセージに追加される、オプトイン方式の「強化保護」モードです。この機能は、端末上で動作する既存の詐欺検知とGoogleの「Private AI Compute」環境を組み合わせています。これにより、クラウド上のGeminiモデルが、未知の送信者との複雑なやり取りについて、文脈や意図を分析できるようになります。

Googleによると、この機能は、従来のスパムフィルターをすり抜ける可能性のある、時間をかけて複数のメッセージで進行するソーシャルエンジニアリングの手口を見抜くよう設計されています。

強化保護では、URLの分析も賢くなります。Googleメッセージはすでに既知の悪意あるリンクについて警告を表示していますが、新機能では端末上のGemini Nanoとリアルタイムのウェブシグナルを併用し、見慣れないURLを受信者が開く前に評価します。

連絡先に未登録の番号から届くリンクには、新たに設計し直した警告を表示します。危険な可能性のあるコンテンツを操作する前に、ユーザーに一呼吸おいてもらう狙いです。

Googleは、チャット通知における詐欺アラートも拡大します。この機能はPixel端末で先行導入されたもので、対応するサードパーティ製チャットアプリを開く前に、通知シェードから不審なメッセージを直接分析します。

Googleは、Android端末メーカーと協力し、今年後半に端末上の保護機能をさらに数億人のユーザーへ広げる方針です。

今回のAndroidの変更は、ソーシャルエンジニアリングによる電話詐欺、とりわけ画面共有やワンタイムパスコードの横取りを悪用する攻撃にも対処します。

Androidは、画面共有の実行中、ChromeとAndroid WebViewのログインフォームや支払いページを自動的に隠します。

この保護は、Androidネイティブアプリにすでにある機密コンテンツの保護を拡張したものです。詐欺師が通話で被害者に指示を出しながら、パスワードやカード情報などの重要な情報をのぞき見ることを防ぎます。

Googleは、通話転送に対する保護も導入しました。Androidは、アプリがバックグラウンドで勝手に通話転送を有効にすることをブロックします。着信を転送させる可能性のあるMMIコードをユーザーが入力しようとした場合は、警告も表示します。

こうした転送を悪用されると、アカウント乗っ取りの試みで使われるSMSや音声のワンタイムパスコードを、攻撃者に横取りされるおそれがあります。

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Googleはまた、Banco do BrasilやItaú Unibancoなどの銀行と共同開発した、リアルタイムの発信者認証機能「認証済み金融機関通話(verified financial calls)」にも言及しました。

着信が提携銀行からのものだと名乗っている場合、Androidはその金融機関が実際に発信したものかどうかを確認します。検証に失敗した通話は自動的に切断でき、ユーザーにはアラートが表示されます。

Googleによると、この機能を6月に開始して以降、Androidは、Banco do BrasilとItaú Unibancoになりすました偽装通話を300万件以上ブロックしました。

Googleは、この対策が特に、本来は着信専用で顧客への発信に使われるべきでない銀行の電話番号の悪用を封じると説明しています。

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Googleはさらに、Leviathan Security Groupに委託した評価結果も紹介しました。この評価は、テストした複数の機能で、Androidの初期設定の詐欺対策がiOSより強力だと結論づけています。

CyberSecurity Tools

ただし、この評価はGoogleが委託したものです。そのため、第三者による独立したテストや実環境のテレメトリーと併せて受け止める必要があります。

翻訳元: https://gbhackers.com/google-android-scam-calls-texts/

本記事は gbhackers.com の記事を翻訳・要約したものです。