被害額、同社の自社推定を上回る
暗号資産プラットフォームのGamdomが、ホットウォレットへの攻撃で420万ドル超を失った可能性があります。ホットウォレットはインターネットに常時接続された保管庫で、迅速な払い出しを可能にします。
この金額は、同社自身の推定である300万ドルをわずかに上回る額を超えています。両者の差が生じた理由は、まだ誰も説明していません。一方、調査では、同プラットフォームのサーバーの1台に対する不正な接続が確認されました。
侵害発覚の経緯
当初、このインシデントは技術的な障害に見えました。サーバーのディスクが故障したというものです。しかし詳しく調べたところ、調査担当者は何者かが許可なく自動化サーバーに接続していたことを突き止めました。
Gamdomはその後、プラットフォームをオフラインにし、ウォレットからの資金流出を止めました。運営再開に先立ち、各種の確認作業を進めています。
チェーン別の被害状況
ブロックチェーンアナリストのvxdb氏は、被害総額を420万8000ドルと算出しています。内訳は次のとおりです。
- EVMネットワーク:Ethereum、BNB Smart Chain、Polygon、Arbitrum、Optimismなど5つのネットワークで約220万ドル
- Bitcoin:約66万8000ドル
- Solana:約96万5000ドル
- TRON:約37万5000ドル
報告書の作成者は、すべての取引を独自に確認できたわけではないとしています。
説明のつかない差額
2つの推定額に差が生じた理由は、わかっていません。Gamdomは詳細な報告書を公表していないため、この差が資産の評価方法、取引の数え方、あるいは一部資金の回収のいずれに起因するのかは判断できません。
Arkham Intelligenceは、攻撃者のものとみられるウォレットを追跡しています。
暗号資産プラットフォームに広がる同様の被害
ほかのプラットフォームでも同様のインシデントが起きています。2026年9月には、Duelbitsで秘密鍵が侵害された疑いがあり、被害額は590万〜700万ドルと推定されています。
ホットウォレットは出金処理が速い反面、プラットフォームのシステムに常時接続されています。そのため、攻撃者にサーバーやその認証情報を掌握された場合、リスクが高まります。
データが示す実態
TRM Labsは、2026年上半期に暗号資産への攻撃が207件発生し、被害総額は9億7200万ドルに上ったと報告しています。盗まれた資金のおよそ76%は、侵害されたインフラや運用システムから流出したものでした。
Gamdomの今後
各プラットフォームは、サーバーとウォレットへのアクセスを強化し、資金管理システムを監査する必要があります。Gamdomには今、2つの課題があります。損失に対処すること、そして新たな安全対策で再発を防げると示すことです。
翻訳元: https://meterpreter.org/gamdom-hot-wallet-hack/