Delineaは、新機能「Delinea Fastpath MCP Server」を発表しました。アクセスガバナンスのデータを、チームがすでに使っているAIアシスタントにつなぐ機能です。Model Context Protocol(MCP)を利用することで、財務、IT、監査、コンプライアンスの各チームは、自然言語で質問できます。アクセスリスク、アクセスレビュー、監査対応の準備状況について、アプリケーションをまたいだきめ細かな回答が得られ、是正の選択肢も数秒で提示されます。

複雑なERPのセキュリティモデルでは、職務分掌(SoD)の競合が数千件も表面化することがあります。財務チームはどこから着手すべきか判断に苦労し、是正や監査準備が遅れがちです。Fastpath MCP Serverを使えば、Fastpathのライブデータに平易な言葉で問い合わせできます。重大なリスクが強調表示されるため、是正を加速し、監査準備の時間を短縮できます。AIアシスタントとの接続にデータ移行は不要で、すぐに利用を始められます。回答は常に現時点の環境を反映し、連携済みのすべてのアプリケーションを対象にします。
DelineaのプロダクトおよびテクノロジーEVPであるJason Mitchell氏は、次のように述べています。「お客様は、アクセスデータを意思決定につなげるために多くの時間を費やしています。Fastpath MCP Serverは、その時間をお返しします。財務チームやビジネスアプリケーションの責任者は、自分の言葉で質問するだけで、行動に移せる明確で優先順位付きの回答を得られます。回答は、監査人がすでに信頼しているデータと同じものに基づいています」
Fastpath MCP Serverは、組織のあらゆる部門にこの機能を提供し、次の分野で価値を発揮します。
- アクセス分析と監査準備の迅速化。スプレッドシートのエクスポートや突き合わせは不要です。SoDの競合から是正計画までを素早く進められます。「監査の準備はできているか」と尋ねるだけで、未完了のアクセスレビュー、レビューが終わっていない担当者、緩和統制のないSoDリスクを、接続済みのすべてのシステムにわたって確認できます。
- アプリケーション横断の可視化。ユーザー、ロール、アクセスリスク、統制、アクセスレビューについて、100以上のクラウドおよびオンプレミスのアプリケーションを一度に問い合わせられます。対象にはMicrosoft Dynamics 365、NetSuite、Oracle、SAP、Salesforce、Workdayなどが含まれます。
- きめ細かなリスク分析。30種類を超える標準のネイティブ接続により、保護可能な最小単位のオブジェクトまでリスクを可視化します。SoDと機密アクセスのルールセットは、監査の専門家が各アプリケーションのセキュリティモデルごとに作成したものです。COSOフレームワークとISACAの是正に関するベストプラクティスに基づいています。
ChromaloxのERPディレクターであるNeil Poynton氏は、次のようにコメントしています。「これまでアクセスデータから答えを引き出すには、Excelで検索式を組み、データを手作業でつなぎ合わせる必要がありました。Fastpath MCP Serverがあれば、平易な言葉で質問するだけで、Delinea Fastpathにある情報をごく短時間でまとめられます。私たちのソリューションへの心強い追加機能です」
Fastpathは、SOC 1 Type 2とSOC 2 Type 2の独立監査を受けています。世界有数の監査・コンサルティング会社が、IT全般統制や財務報告を支えるアクセス統制のテストに、そのレポートを活用しています。すべての回答は同じ監査済みの環境で実行され、同じガバナンス済みデータを返します。つまり、監査人がすでにテストしているソースが出発点になります。この機能は読み取り専用で、各ユーザーの権限に紐づいています。そのため、接続したAIアシスタントがFastpathの内容を変更することはできません。
翻訳元: https://www.helpnetsecurity.com/2026/10/22/delinea-fastpath-mcp-server/