OpenAIは、コンピューター操作、視覚的推論、コーディング、日常業務に特化した新モデル「GPT-6.1 Terra」を発表しました。上位モデルより大幅に低い価格で利用できます。
Terraは、フォームへの入力、動画編集、技術図面の読み取り、デスクトップでの繰り返し作業の自動化といったタスク向けに、より高速で低コストな選択肢として設計されています。
OpenAIはブログ記事で、「GPT-6.1 Terraは、詳細な視覚的推論と正確なコンピューター操作に加え、より明快で自然な文章表現も備えた、高速で効率的なモデルです」と説明しています。
「GPT-5.6 Terraから大きく進化し、提案書の作成や技術図面の読み取りから、フォームへの入力や動画編集まで、日々の業務を占めるコミュニケーションやコンピューター上のタスクで高い性能を発揮します」
OpenAIによると、GPT-6.1 TerraのAPI価格は、GPT-5.6 TerraおよびGPT-6.1 Solより50%安く、入力100万トークンあたり1ドル、出力100万トークンあたり5ドルです。
「Agents’ Last Exam」のベンチマークでは、Terraは中程度の推論負荷でGPT-5.6 Terraを15ポイント上回りました。一方でコストは約3分の1です。
OpenAIは「トークン単価がわずか10分の1でありながら、GPT-6 Astraと同等の性能を示すこともあります」と述べています。「Terraは処理速度も大幅に向上しており、GPT-6 AstraとGPT-6.1 Solのどちらよりも3倍以上速くタスクを完了します」
GPT-6.1 Terraはハルシネーションも減少

OpenAIの社内ベンチマークでは、低い推論負荷でのエラー率が、GPT-5.6 Terraの53.6%からGPT-6.1 Terraでは16.7%に低下しました。
OpenAIは「最大の推論負荷ではエラー率が18ポイント下がって4.3%となり、GPT-6 AstraやGPT-6.1 Solの水準にほぼ並びました」としています。
コーディング性能も向上しました。最大の推論負荷でのTerminal-Bench 4.0のスコアは50.3%で、GPT-5.6 Terraの21.5%の2倍以上です。
ただしOpenAIは、特に複雑なコーディングタスクにはGPT-6.1 SolまたはGPT-6 Astraを引き続き推奨しています。
GPT-6.1 Terraは現在、ChatGPT WorkとCodexのPlus、Pro、Enterprise、Eduの各ユーザーが利用できます。APIではgpt-6.1-terraとして提供されています。