FTC、「ダークパターン」に関するフォートナイトの返金1億2600万ドルを承認

米連邦取引委員会（FTC）は、Epic Gamesがユーザーを意図しない購入に誘導したとされる訴訟の和解の一環として、969,173人のフォートナイトプレイヤーに対し、合計1億2,600万ドルの返金を承認しました。

同時に、FTCは該当するフォートナイトプレイヤーが返金請求を提出できるクレームポータルを再開し、これが3回目の返金審査となります。

この最新の動きは、FTCが2022年12月にEpic Gamesと合意した和解の第2段階にあたります。この和解では、同社が5億2,000万ドルの支払いに同意し、児童のプライバシー法違反や「ダークパターン」を用いて数百万人に意図しないゲーム内購入をさせたとされる疑惑を解決しました。

いわゆる「ダークパターン」には以下が含まれていました：

• 混乱を招く購入プロンプトの表示
• 誤解を招くオファーの宣伝
• 未成年アカウント所有者が保護者の同意なしに購入できるようにしていた
• ゲームをスリープモードから復帰させたときや、ロード画面中、またはゲーム内アイテムをプレビューしようとした際に、意図せず課金されることがあった

これらの課金は追加の確認なしに行われ、返金や取り消しを試みるユーザーは、途中で諦めてしまうような複雑な手続きを強いられました。

場合によっては、支払いが取り消される前に、ユーザーが自分のアカウントへのアクセスをブロックされることもありました。

最初の返金は2024年12月に行われ、7,200万ドルが629,344人の該当フォートナイトプレイヤーに分配されました。

第1回目の返金の平均額は114ドル、第2回目は130ドルに増額されています。

これまでと同様に、返金請求が承認された消費者は、小切手の場合は90日間、PayPalでの受け取りを選択した場合は30日間以内に換金する必要があります。

返金手続きを担当するRust Consulting Inc.によって、専用の電話窓口とサポート用メールも設置されています。

もし2017年1月から2022年9月の間に、FTCが定義する「ダークパターン」に該当するフォートナイト内購入を行った場合は、このポータルから2025年7月9日までに請求を提出できます。

請求フォームの記入には18歳以上である必要がありますが、保護者や後見人が代理で手続きすることも可能です。

FTCによる返金全般の詳細は、こちらのFAQページでご確認いただけます。