GRC企業Vanta、評価額41.5億ドルで1億5,000万ドルを調達

カリフォルニア拠点のGRC企業Vantaは水曜日、シリーズD資金調達ラウンドで1億5,000万ドルを調達したと発表しました。これにより、2021年以降の同社の累計調達額は5億400万ドルとなりました。

Vantaは以前、同社の評価額が24億5,000万ドルとなったシリーズC資金調達ラウンドで1億5,000万ドルを調達しています。 

今回の資金調達ラウンドにより、同社の評価額は41億5,000万ドルとなりました。リード投資家はWellington Managementで、Goldman Sachs AlternativesのGrowth Equity、Sequoia、J.P. Morgan、Craft Ventures、Y Combinator、Atlassian Ventures、CrowdStrike Venturesも参加しています。

Vantaは、組織のセキュリティとコンプライアンスを簡素化・一元化するために設計された「トラストプラットフォーム」を開発しています。このプラットフォームは、クラウドインフラ、バージョン管理、生産性、IDサービスなど、数百のサードパーティツールと連携します。

同社の製品は、自動コンプライアンス、リスク管理、ベンダーリスク管理、継続的GRC、監査、人事およびアクセス管理などに利用できます。

このセキュリティ企業はまた、従業員がさまざまな業務を支援できるAIエージェントのリリースも発表しました。これには、セキュリティ質問票やワークフローの自動化などが含まれます。

Vantaによると、同社のソリューションは、Atlassian、Duolingo、Icelandair、Omni Hotels、Snowflakeなどの大手企業を含む、58か国以上の12,000社以上の組織で利用されています。

「今回の新たな資金調達により、VantaのAIイノベーションや、サードパーティリスクや政府コンプライアンスといった新たな分野への拡大を加速させます。これにより、お客様が日々直面する現実的な課題のさらなる解決を目指します」と、VantaのCEOであるChristina Cacioppo氏は述べています。