メルク財団、ガンビアで第12回アフリカ・アジア・ルミナリー会議を閉幕
ドイツのMerck KGaAの慈善部門であるメルク財団はこのほど、ガンビア政府との協力のもと、年次会議「メルク財団 アフリカ・アジア・ルミナリー」の第12回を開催しました。バンジュールで行われた本会議は、ガンビア大統領夫人であり、メルク財団の取り組み「More Than a Mother(母であること以上に)」のアンバサダーでもあるファトゥマッタ・バ・バロウ閣下夫人と、メルク財団CEOのラシャ・ケレジ博士が共同議長を務めました。
今年のイベントには、リベリア大統領夫人で「More Than a Mother」キャンペーンのアンバサダーでもあるカルトゥム・ヤルタ・ボアカイ閣下夫人をはじめ、ブルンジ、中央アフリカ、ナイジェリア、サントメ・プリンシペ、セネガルの各国大統領夫人が特別来賓および基調講演者として登壇しました。
医療教育における協働の取り組みを称える
ラシャ・ケレジ博士は、会議期間中にカルトゥム・ヤルタ・ボアカイ閣下夫人と面会できたことへの喜びを語りました。さらに、両者の重要な成果として、「私たちは共に、不妊治療、胚培養学、腫瘍学など、さまざまな専門分野で若手医師に52件の奨学金を提供してきました。これらの専門家の中には、リベリアの公的医療部門で初となる専門医も含まれており、現保健大臣も私たちのプログラムの誇りある修了生です」と強調しました。
ボアカイ閣下夫人も共同の取り組みを振り返り、「メルク財団『More Than a Mother』のアンバサダーを務められることを光栄に思います。重要分野で地元医師52名に奨学金を提供したこと、そして毎年40名の成績優秀な少女の学びを支援する『Educating Linda』プログラムを通じて、驚くべき進展を遂げてきました」と述べました。
会議セッションからの示唆
会議初日には全体会合が開かれ、アフリカ各国の大統領夫人が力強いスピーチを行いました。さらに、ハイレベルの閣僚パネル討議では、アフリカの閣僚が自国の医療について意義ある対話を交わしました。
翌日には、メルク財団ファーストレディーズ・イニシアティブ(MFFLI)のメンバーが委員会会合に集まり、各国におけるメルク財団プログラムの影響を議論するとともに、今後の取り組みの戦略を検討しました。
リベリアの医療従事者を支える奨学金イニシアティブ
メルク財団とリベリア大統領夫人が主導する取り組みのもと、地域の医療能力を強化するために52件の奨学金が割り当てられました。プログラムの内訳は以下のとおりです。
- 28件の奨学金:不妊治療および胚培養学を専門とする医師に重点を置くとともに、性と生殖医療の研修も提供し、不妊に悩む女性への支援強化と関連するスティグマの解消を目指します。
- 5件の奨学金:腫瘍学に充てられ、リベリアにおけるがん医療の変革に焦点を当てます。
- 9件の奨学金:救急医療、皮膚科、小児科、看護などの分野で提供され、複数の医療上の不足を補います。
- 10件の奨学金:糖尿病および内分泌学の高度研修のために提供され、医師がクリニックを開設して地域の糖尿病ケアを改善できるようにします。
教育プログラムを通じた少女たちのエンパワーメント
メルク財団とリベリア大統領夫人はまた、「Educating Linda」プログラムを立ち上げ、毎年、非常に才能がありながらも恵まれない環境にある少女40名に奨学金を授与し、卒業までの学びを支援しています。さらに、支援を必要とする生徒を支えるため、必需の学用品3,000点を配布しました。
重要な社会課題への認知を高める取り組みとして、メルク財団は大統領夫人と協力し、「More Than a Mother」や「Educating Linda」などのタイトルを含む児童向けストーリーブック9冊を制作しました。これらの本は、不妊に関するスティグマ、女子教育、児童婚、そして糖尿病やがんといった健康課題などのテーマについて対話を促すことを目的としています。
表彰と認知を通じたコミュニティの参画
財団は、メディア、音楽、ファッション、映画制作に携わる個人を対象とした8つの賞について、応募募集を発表しました。これらの賞は、健康および社会課題に効果的に取り組む芸術的貢献を認知し、奨励することを目的としています。
ライブ配信と市民の参加
メルク財団 アフリカ・アジア・ルミナリーは、さまざまなソーシャルメディア・プラットフォームでライブ配信され、世界の視聴者を巻き込みながら、同財団の取り組みに関するさらなる議論を促しました。
総じて、本会議は、十分な支援が行き届いていないコミュニティにおける医療アクセスと教育を向上させるというメルク財団の継続的なコミットメントを示すものでした。同財団の包括的なアプローチは、目先の医療ニーズに焦点を当てるだけでなく、教育とエンパワーメントを通じて持続可能な未来を築くことにも重きを置いています。