イスラエルの非協力により、スペインの判事がNSOグループのスパイウェア捜査を打ち切り

スペインの高等裁判所は木曜日、イスラエルからの協力が得られないことを理由に、政府高官の端末を監視するためにPegasusスパイウェアが使用された疑いに関する捜査を打ち切った

この事件は2022年5月にさかのぼり、裁判所がペドロ・サンチェス首相およびマルガリータ・ロブレス国防相の端末がスパイされた疑いについて捜査を開始した。ハッキングには、イスラエルのNSOグループが製造する「Pegasus」として知られるゼロクリック型スパイウェアが使用されたとされる。

NSOグループは、スパイウェアの輸出を規制し、市民社会の構成員に対する多数のPegasus攻撃にほとんど対応してこなかったイスラエル政府から庇護を受けていると広く見られている。NSOの創業者や研究チームはイスラエルの軍事情報機関と深い結びつきがあり、多くが主要なサイバー機関で勤務してきた。

イスラエルは5回の協力要請に応じておらず、「国際協力に内在する均衡を崩し、国家間の関係を律するべき信義誠実の原則に反する」と、アウディエンシア・ナシオナル(国立高等裁判所)のホセ・ルイス・カラマ判事が裁判文書で述べたと報じられている

妨害されたスペインの捜査では、Pegasusによって可能になった犯罪の証拠が見つかり、裁判所はそれが「スペイン国家の安全を危うくした」と述べたとされる。

カラマ判事は以前にも、イスラエルの非協力を理由に捜査を打ち切っていたが、2024年4月、フランス当局がPegasusによるフランスのジャーナリスト、弁護士、政府および議会関係者に対する同様のハッキングに関する情報を共有したことを受けて、捜査を再開していた。

NSOグループは、コメント要請に直ちには応じなかった。

サンチェス首相とロブレス国防相に加え、内務相および農業相の端末もPegasusで攻撃された疑いがある。

事件記録によれば、首相の電話は5回感染したことが示されているという。

カラマ判事は、誰がハッキングを命じたのかの解明に注力しており、イスラエルが協力を拒むことは「国際的義務の明白な違反」だと述べたとされる。

3月には、バルセロナの仮裁判所が、少なくとも63人のカタルーニャ市民社会の構成員を標的とした別のハッキング事件に関与した疑いで、NSOグループの元上級幹部3人の起訴を命じた。

翻訳元: https://therecord.media/spanish-judge-closes-nso-group-spyware-probe-israel

ソース: therecord.media