Google、Lyria 3 AI音楽トレーニングをめぐり訴訟に直面

YouTubeに楽曲をアップロードしたミュージシャンたちは、個別の同意を与えることなく、知らないうちにGoogleの音楽AI学習用の素材を提供していた可能性があります。独立系アーティストのグループがGoogleを相手取って訴訟を起こし、同社が楽曲をLyria 3モデルの学習に不法に使用したと主張しています。

Googleによる訴訟棄却申立て

Googleは現在、裁判所に対してこの訴訟の全面棄却を求めています。同社によると、原告側は自分たちの特定の楽曲が学習に使われたことを証明できていないとのことです。さらにGoogleは、YouTubeに音楽をアップロードするだけで、プラットフォームおよびその関連事業体にそのコンテンツを利用する広範なライセンスが付与されると主張しています。提出書類の中で同社は、複製・配布・二次的著作物の作成に関する権利を具体的に指摘しています。

この争いはBillboardとMusic Business Worldwideがいずれも報じています。棄却申立ては6月8日、イリノイ州北部地区連邦裁判所に提出されました。原告にはSam Kogon、Magnus Fiennes、Michael Melaといった独立系ミュージシャンや、バンドDirectrixのメンバーが含まれています。詳細については、当該訴訟の完全な裁判記録をご確認ください。

AIトレーニングに関するGoogleの過去の発言

Googleは公式声明の中で、YouTubeのコンテンツを学習に使用したモデルとしてLyria 3を明言したことはありませんでした。ただし、他のAIシステムにプラットフォームのコンテンツを活用していることは認めています。2024年4月には、YouTube CEOのNeal MohanがBloombergに対し、一部の動画がGeminiなどのモデルのトレーニングにGoogle社内で使用される可能性があると語りました。その後、YouTubeは公式ブログで、アップロードされた素材が機械学習やAI機能を含む、クリエイターや視聴者向けサービスの改善に役立てられると記しています。

別途、GoogleはCNBCに対し、GeminiおよびVeoビデオモデルのトレーニングにYouTubeのコンテンツを使用していることを認めています。しかし、Lyria 3に関する直接的な認否は今のところありません。Googleの弁護側は主に二つの主張を根拠としています。原告側が自分たちの特定の楽曲が使われたことを証明していないこと、そしてYouTubeの利用規約がこのような行為をすでに許可していたとするものです。

Lyria 3とは

Lyria 3は2026年2月にGemini内でローンチされました。このモデルはテキストの説明や画像プロンプトをもとに、ボーカルと歌詞を含む30秒の音楽クリップを生成することができます。この訴訟は、GoogleがYouTubeのコンテンツをAIモデルのトレーニングにどのように活用しているかについて欧州委員会が幅広い審査を進めている状況とも重なります。

裁判所が判断すべき事項

最終的に裁判所は、YouTubeの広範なライセンス条件が、ユーザーのアップロードコンテンツを使った生成AIモデルのトレーニングにまで適用されるかどうかを判断しなければなりません。ミュージシャンにとって、この争いは著作権の問題にとどまりません。クリエイターがアップロードした作品をプラットフォームがどのように利用するかについて、クリエイター自身が実際にどれほどの管理権を持つのかというより深い問いにも関わっています。

翻訳元: https://meterpreter.org/google-lyria-3-ai-music-lawsuit/

ソース: meterpreter.org