FBIは、詐欺師が銀行による送金チェックを回避するために宅配業者を利用しているとして、暗号資産投資詐欺に引っかからないよう市民に改めて注意を呼びかけています。
7月15日に公開された公共サービスアナウンス(PSA)によると、金融機関は被害者から暗号資産投資詐欺師への不審な資金移動を検知・ブロックする能力を着実に高めています。
しかし、詐欺師たちも手口を変えて対応しています。
「詐欺師は被害者に対し、不正な投資会社との取引を継続するため、あるいは投資を引き出すための名目上の罰金を支払うために、現金の直接受け渡しが必要だと告げます。また、不正な暗号資産取引所が被害者のアカウントに『フラグが立った』と通知し、詐欺師が代替手段として現金宅配の利用を提案するケースもあります」とFBIは述べています。
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被害者が資金を引き出すと、詐欺師は通常、米ドル紙幣のシリアル番号、または別の形式のコードやパスワードを被害者に渡します。
「宅配業者が到着すると、被害者にその紙幣を見せるか、事前に取り決めたパスワードを提示することで、詐欺師との関係を証明します。現金の受け取りが完了して宅配業者が立ち去ると、被害者は詐欺師の投資プラットフォームに表示される仮想ウォレットへの入金が増えているように見えます」とPSAは続けています。
「被害者が利益を引き出そうとすると、詐欺師は再び虚偽の税金や手数料を要求し、現金宅配業者を使って現金を受け取るというサイクルを繰り返します。」
被害者への接触手段はソーシャルメディア、迷惑テキストメッセージ、または「暗号資産投資の専門家として知られる公人」を装う方法が主流だと報告書は指摘しています。詐欺師は被害者と信頼関係、時には恋愛関係を築いたうえで、特定の暗号資産取引スキームへの投資を勧めます。
FBIが昨年記録した投資詐欺件数は約7万3,000件に上り、被害総額は86億ドル超に達しています。これはサイバー犯罪の種別の中で最大の被害規模です。
英国でも状況は同様です。6月15日に公表されたUK Financeの最新データによると、昨年の認可プッシュ払い詐欺において投資詐欺が最大の割合を占め、被害額は2億2,150万ポンド(2億9,700万ドル)に上りました。
この金額は前年比40%増となっており、件数も26%増の1万4,893件に達しています。
FBIの安全対策アドバイス
FBIは市民に対して、以下の点を徹底するよう求めています。
- 銀行情報を含む個人情報を保護し、自宅住所を教えたり宅配業者との面会に応じたりしないこと
- 突然連絡してきた見知らぬ人との会話に引き込まれないこと
- 身に覚えのない連絡や見知らぬ人からの接触には疑いを持ち、第三者を通じて必ず身元を確認すること
- ロマンス詐欺師が多用する「ラブボミング」の手口に注意すること
- パソコンに突然表示されるポップアップメッセージをクリックしたり、迷惑テキストやメールで送られてきたリンク・添付ファイルを開いたりしないこと。また、これらのポップアップ・テキスト・メールに記載された電話番号には、確認なしに絶対に連絡しないこと
- 暗号資産に投資する前に、そのプラットフォームが詐欺であると示す記事やレビューがないかオンラインで検索し、あらゆる識別情報を調査すること
翻訳元: https://www.infosecurity-magazine.com/news/fbi-warns-courier-cash-pickups/