スペインのセキュリティスタートアップ8Layersは、プレシード拡張ラウンドで110万ドルを調達したことを発表しました。これにより同社の早期投資による累計調達額は290万ドルに達しました。
今回の新たな資金はCriteria Venture TechとBankinterから提供されました。既存の出資者には、初期プレシード投資ラウンドを主導したJME Venturesのほか、Lanai Ventures、Draper B1、Secwaysが名を連ねています。
マドリードを拠点とする8Layersは、アイデンティティセキュリティポスチャー管理(ISPM)、アイデンティティ脅威検知・対応(ITDR)、そして欧州の複数のフレームワークに対応した自動コンプライアンスを組み合わせた、デジタルアイデンティティ保護プラットフォームを提供しています。
同社のソリューションは、Okta、Microsoft Entra ID、Google Workspace、AWS IAMといったIDプロバイダーとのAPI連携を活用し、クラウドサービスや連携されていないツールに散在する人間・サービスアカウント・API・AIの各アイデンティティを棚卸しします。
8Layersは複数のソースにまたがる挙動を相関分析することで、各アイデンティティに専用のリスクスコアを付与し、脅威をリアルタイムで可視化します。同プラットフォームは休眠アカウントの検知や封じ込め対応機能も備えています。
同社によれば、このソリューションは時間の経過に伴うシグナルの相関分析とコンテキストの付加により、アイデンティティのキルチェーンを検知できるといいます。また、アイデンティティ管理策を継続的に検証するフレームワークへとマッピングします。
このスタートアップは、今回の新たな投資をゴーツーマーケット戦略の強化と欧州全域での事業拡大の加速に充てる方針です。
「私たちはプラットフォームの商用提供を開始したばかりですが、私たちが解決する課題を身をもって理解している2社の戦略的パートナーを迎えられたことを大変誇りに思います。両社の参画は単なる投資にとどまらず、金融セクター自身の内部から、デジタルアイデンティティのセキュリティが今やトップレベルの優先事項であることを裏付けるものです」と、8Layersの共同創業者兼CEOであるDaniel Garcia Moran氏は述べています。
翻訳元: https://www.securityweek.com/8layers-raises-2-9-million-for-identity-security-platform/