サイバーセキュリティ投資管理を手がけるスタートアップのBalance Theoryは、シリーズAラウンドで1,900万ドルの資金調達を実施したと発表しました。 調達資金は、CISOがセキュリティ支出を評価・管理するためのプラットフォーム拡充に充てられます。
Balance Theoryのプラットフォームは、サイバーセキュリティ投資計画、市場インテリジェンス、実行を単一のシステムに統合するよう設計されています。組織のセキュリティプログラムに関する文脈情報を保持し、これに独自の市場データを組み合わせたうえで、AIエージェントと自動化ワークフローを活用して購買判断やポートフォリオ管理の意思決定を支援します。
同社は次のように説明しています。「Balance Theoryはセキュリティ投資イベントをエンドツーエンドで管理します。投資判断のトリガーを検知し、各イベントを最適なコストとカバレッジの結果に導き、投じた資金一つひとつの効果を最大化するためプログラムを継続的に合理化します」
また同プラットフォームは、個々の投資判断の根拠を記録として残すとともに、その価値や適合性、優先度に影響を及ぼしかねない変化を監視します。同社によれば、現在同社の技術は10億ドルを超えるサイバーセキュリティ支出の管理を担っているとのことです。
今回の資金調達ラウンドはSYN Venturesが主導し、既存投資家のDataTribeとTEDCOも参加しました。あわせて同社は、Accuvantの創業者であり、Optivの前CEOを務めたDan Burns氏が執行会長として参画したことも発表しています。
Balance Theoryは、今回調達した資金を市場投入の加速、エンタープライズ向け連携機能の深化、サイバーセキュリティ市場インテリジェンスの拡充、そしてプラットフォームのAIエージェントおよびスキルの継続的な開発に活用するとしています。
米メリーランド州コロンビアに拠点を置く同社は、2022年にシード資金として300万ドルを調達していました。
Balance Theoryの共同創業者兼CEOであるGreg Baker氏は、次のように述べています。「セキュリティリーダーたちは、自社の状況を一貫した方法で把握し、ますます複雑化する市場を読み解き、そこから得た知見を実際の行動へと結びつける手段を欠いていました」
なお、同社は今回の投資後の企業価値については公表していません。