SentinelOne、ガバナンス型AIでセキュリティ運用の自動化を拡張

SentinelOneは本日、Singularity Platform全体にわたるガバナンス型のクローズドループ対応を発表し、セキュリティ運用に信頼できる自動化をもたらします。Purple AIとSingularity Hyperautomationは、アラートの調査、判定、対応の実行を自律的に行います。

セキュリティチームはまず境界線を設定し、AIが自律的に動作する範囲と、人間の承認を待って停止する範囲を決定します。Autonomous SOCは、AIのスピードと規模でアラートから対応までを実行しつつ、人間の防御者による信頼性と制御を確保します。

SOCチームは長年、膨大な量のアラートとデータに対処するため自動化の導入に取り組んできました。対応の自動化はまずSOARプレイブックによって試みられましたが、これらのプレイブックは固定された決定木であり、現実がシナリオから逸脱した瞬間に機能しなくなります。これまで欠けていたのは、実行の場面における判断力です。Purple AIはそれを補い、数か月前にあらかじめ組み込まれた分岐ではなく、実際の調査結果に基づいて次のステップを選択します。これによりループが閉じます。

この基盤はすでに本番環境の負荷を支えています。Purple AI Agentic Investigationは6月以降、顧客環境で稼働しており、現在では1日あたり8,500件を超える重大な自律調査を処理しています。対象となる顧客ベースの3分の1以上がこれを導入済みです。この顧客ベース全体で見ると、Purple AIはアナリストが手作業で処理する件数の約3倍のアラートを調査しています。これまで放置されて滞留していたアラートも調査され、アナリストは判断力を要する意思決定に時間を割けるようになります。

「セキュリティチームには、自分たちが設定した境界内で動作すると信頼できるAIが必要です」と、SentinelOneの最高製品責任者(CPO)であるChris Corde氏は述べています。「今回のリリースにより、チームはPurple AIが自律的に実行してよい範囲と、人間の判断を仰ぐために一時停止する範囲を正確に決定できます。このガバナンスこそが、実運用中のSOCにおいて自律対応を実現可能にする要素です。人間の対応時間は夜間や週末には長引きますが、攻撃のタイムラインはそれを待ってくれません。直近のある週末には、Purple AIが顧客ベース全体で5,000件を超える重大アラートを、それぞれ数分で調査しました。月曜日まで待たされたものは一つもありませんでした」

エージェント型推論に基づく自律対応をSOCが導入できるかどうかを左右するのは、人間がその行動を確認し、追跡し、取り消せるかどうかです。Singularity Platform内でAIが実行するすべての行動は、追跡可能、監査可能であり、それを承認したチームによって取り消し可能です。

すべてのワークフローが無人で実行される必要はありません。重要なのは、実際に重大な結果を伴う意思決定には人間が関与し続け、それ以外は自動実行に任せるという、適切な範囲での制御を徹底することです。ガバナンスは形式的な手続きではなく、前提条件なのです。

これらの機能はSingularity Platformの中核コンポーネントに組み込まれています。SOCチームは、すでに運用しているワークフロー、ツール、承認チェーンの中で、AIによる推論と自動実行を利用できます。統合作業や追加のツール導入は一切必要ありません。

Purple AI Agentic Investigationを基盤として、新機能ではSingularity Hyperautomationのワークフローを用いて以下を実現します。

  • ワークフロー内の任意の時点からPurple AI Agentic Investigationを起動可能(初回アラート発生時に限らない)
  • 判定結果と証拠を含む調査レポート全体を自動化ロジックに直接取り込み
  • カスタマイズ可能なLLM Actionsを適用し、調査結果を推論して適切な次のステップを呼び出し
  • 検証済みの対応スニペット(チームが一度作成し繰り返し利用できる再利用可能なアクションブロック)を呼び出し

Hyperautomationのワークフロー機能は、今四半期後半に一般提供が開始される見込みです。

翻訳元: https://www.helpnetsecurity.com/2026/08/03/sentinelone-security-operations-automation/

ソース: helpnetsecurity.com