Mimecastが AIエージェントガバナンスとマネージド脅威対応サービスを発表

Mimecastは、AIエージェントの発見・監視・ガバナンスを行うベータ機能「Agent Risk Center」と、AI支援によるトリアージとアナリスト確認済みの修復を組み合わせた再設計版の24時間365日サービス「Managed Threat Response」を発表しました。

Mimecastの分析によると、すでに98%の組織で未承認のAIツールが使用されており、2029年までに10億を超えるエージェントが従業員に代わって1日あたり2,170億件もの操作を実行するようになる見込みですが、セキュリティツールによる可視性は限られたままです。Mimecast Agent Risk Centerは、セキュリティ・リスクチームがこうした活動の背後にいる主体を一元的に把握し、対策を講じられる場所を提供します。これはMimecastがすでに人間のインサイダーに適用しているものと同じリスクの視点を、AIエージェントにも適用するものです。

Mimecastの最高技術・製品責任者(CTO兼CPO)であるRob Juncker氏は次のように述べています。「AIエージェントは、セキュリティチームが把握できるスピードを超えて展開されています。ほとんどの組織は、自社の環境内でどのようなエージェントが稼働しているのか、それらがどのようなデータに触れているのか、そして何か問題が発生した際に誰が責任を負うのかを把握できていません。Mimecast Agent Risk Centerはこの状況を変えます。同じリスクモデル、同じ制御を、従業員に代わって行動するすべてのエージェントに拡張するのです」

Mimecast Agent Risk Center:ベータ版の提供を開始

企業が電子メール、コラボレーションツール、業務ワークフロー全体でAIエージェントを導入する中、セキュリティチームはエージェントの挙動、権限、データアクセスに対する可視性が限られたまま、拡大し続けるリスクにさらされています。Mimecast Agent Risk Centerは、セキュリティ・リスクチームに対し、自社環境で稼働するAIエージェントを発見・監視・ガバナンスするための単一の管理拠点を提供します。主な機能は以下のとおりです。

  • 統合エージェントダッシュボード — 承認済みかどうかを問わず、あらゆるAIツールと接続をリアルタイムで一元管理するインベントリ
  • AIルールブック — 新たな導入作業を必要とせず、部門ごとに分類しポリシーを適用するためのガバナンス機能
  • 対応コントロール — デスクトップアプリのブロック、ブラウザでのアップロード・ペーストのブロック、コンテキストに応じたユーザーへの注意喚起

Mimecast Agent Risk Centerは、Incydrのサブスクリプションを契約中の顧客向けに、無料・オプトイン形式のベータ機能として提供されます。2026年9月にアーリーアクセスを開始し、対象顧客向けの一般提供(GA)は2027年1月を予定しています。

Managed Threat Response:AIによるトリアージの高速化とアナリスト確認済みの修復

Mimecastはさらに、AIと人間の専門知識を組み合わせた再設計版の24時間365日マネージドサービス「Managed Threat Response」も発表しました。これは、セキュリティ分野で最も根強い課題の一つである「調査されないアラート」に対処するものです。調査によると、セキュリティアラートの42%がまったく調査されないまま放置されているといいます。Mimecastは、ユーザーから報告された電子メールについてこのギャップを埋めるべく、報告キューの100%を引き受け、確認済みの脅威を修復します。

Mimecast AIが、報告されたすべての電子メールをトリアージします。その後、Mimecastセキュリティオペレーションセンター(SOC)のアナリストが、確認済みの脅威に対して、送信者やドメインのブロック、テナント全体でのキャンペーンの除去、確認済みの結果に基づく検知ロジックの更新といった対応を実施します。顧客が目にするのは作業内容そのものではなく、その成果です。新たなコンソールの導入も、モデルのチューニングも、アナリストの人員確保も必要ありません。検知ロジックは、Mimecastの42,000社に及ぶ顧客基盤全体で確認された脅威をもとに、継続的に改善されていきます。

翻訳元: https://www.helpnetsecurity.com/2026/08/03/mimecast-agent-risk-center/

ソース: helpnetsecurity.com