WatchGuardは、リモートコード実行(RCE)やアカウント乗っ取りにつながる緊急度Criticalの脆弱性5件を含む、20件を超える脆弱性に対するパッチを公開しました。
Criticalに分類される脆弱性のうち3件は、Fireware OSのikedプロセスに影響を及ぼすものです。ikedは、暗号鍵の確立を担い、IKEv1およびIKEv2プロトコル経由でIPsec VPNのネゴシエーションを管理する、中核となるInternet Key Exchange(IKE)デーモンです。
認証なしで悪用可能なこの3件の脆弱性は、ヒープバッファオーバーフロー(CVE-2026-19313)、スタックベースのバッファオーバーフロー(CVE-2026-19318)、型の取り違え(CVE-2026-19315)です。
WatchGuardによると、攻撃者はこれらの脆弱性それぞれに対して特別に細工したネットワークトラフィックを送信することで、RCEを達成できるとのことです。
WatchGuardはさらに、Fireware OSの非推奨機能であるMobile Securityが利用するEndpoint Protection Manager(epm)サービスにおいて、RCEにつながる恐れのある緊急度Criticalのスタックベースバッファオーバーフロー(CVE-2026-13086)も修正しています。
加えて同社は、WatchGuard Dimensionに存在するCVE-2026-78174も修正しました。この脆弱性は、低権限の管理者がスーパー管理者のセッションIDおよびCSRFトークンを窃取し、アカウントを乗っ取ることを可能にするものでした。
これら5件の脆弱性はいずれもCVSSスコアが9.3です。修正はFireware OSバージョン2026.2.2、12.12.2、12.5.20、およびDimensionバージョン2.3.1に含まれています。
今回のアップデートでは、サービス拒否(DoS)につながる恐れのあるFireware OSの緊急度High脆弱性7件(うち6件はikedプロセスに影響)、および任意コマンド実行、グローバル管理者のパスフレーズ改ざん、DoSにつながるDimensionの緊急度High脆弱性5件も解消されています。
また、緊急度Mediumの脆弱性11件(Fireware OSのikedプロセスに1件、Dimensionに10件)に対するパッチも公開されました。
WatchGuardによれば、これらの脆弱性が実際の攻撃で悪用された事例は確認されていないとのことです。詳細情報は同社のセキュリティアドバイザリページで確認できます。
翻訳元: https://www.securityweek.com/watchguard-patches-critical-vulnerabilities/