Dark Reading誌 Becky Bracken: こんにちは、Dark Reading Confidentialへようこそ。本ポッドキャストは、サイバーの最前線から届く生の声を、Dark Reading編集部がお届けする番組です。私はシニアエディターでホストを務めるBecky Brackenです。今回は少し編集上の裁量を働かせて、今どうしても話を聞きたかった人物をお招きしました。Hal Pomeranzさんです。こんにちは、Halさん。
Hal Pomeranz: やあ、Becky。元気ですか?
DR誌 Becky Bracken: なんとかやっています。多くの人と同じように、踏ん張っているところですね。
Halさんは長年この業界で活躍されてきた専門家で、経歴も申し分ありません。SANS Instituteに在籍された後、現在は独立系コンサルタントとして活動されています。この分野を知る人ならすでにご存じの方も多いと思いますが、改めて経歴とこれまでの活動について教えていただけますか。
Hal Pomeranz: 本当に長くこの世界にいるだけなんですよ。若い頃にこの冒険を始めましてね。仕事としてはUnixのシステム管理者からスタートし、初期に良い師匠に恵まれて情報セキュリティの世界に足を踏み入れました。
業界でのキャリアの中では、ドットコム時代を通じて運用系のIT業務に携わっていました。そのバブルが崩壊した後は、しばらくの間、教育用ソフトウェアの開発者に転身しました。その後、Rob Leeに引っ張られる形でデジタルフォレンジック・インシデント対応(DFIR)の世界に入り、それが本業になりました。それが今のコンサルティング業務の中心で、フルタイムでインシデント対応、デジタルフォレンジック、そして専門家証人としての仕事をしています。
DR誌 Becky Bracken: ご本人は謙遜されていますが、まさに「専門家の中の専門家」ですよね。私たちが初めてお会いしたのは、Dark Readingのウェビナーで専門家としてのご意見をいただいたときで、技術的な細部まで深く掘り下げてお話しいただきました。それ以来のお付き合いの中で、特に印象に残っているのが、LinkedInや掲示板への驚くほど前向きな投稿です。多くのサイバーセキュリティ関係者がレイオフに直面している今だからこそ、なおさら心に響きます。
歴史的に過酷なテック不況を乗り切る
Hal Pomeranz: 今の雇用市場は、前例のない厳しさですね。
DR誌 Becky Bracken: 本当にひどい状況です。LinkedInをスクロールしていると、胸が痛くなります。ジャーナリストとして、私自身もキャリアを通じて雇用の不確実性を経験してきました。ただ、サイバーセキュリティ業界の人たちにとっては、これは未知の領域です。仕事がアイデンティティと密接に結びついている人が多いですから。
Hal Pomeranz: 私自身もそうした状況を何度もくぐり抜けてきました。仕事人生の中で、大きな経済的落ち込みを何度も経験しています。ドットコムバブルの崩壊はまさに大虐殺のようなものでした。その6、7年後には不動産バブルが崩壊し、あらゆる業界の支出に影響が及びました。
仕事を見つけるのが非常に難しい時期もありました。自分が情熱を注げること、つまり朝ベッドから起き上がる理由になるようなことに取り組めない、宙ぶらりんで気が滅入るような感覚を味わいました。もちろん、それに加えて金銭面の不安もつきまといます。
DR誌 Becky Bracken: 調べてみたところ、13年前にHalさんはSANS 360 DFIR Summitで「Fighting Your Dragons」というタイトルの講演をされていますね。恐怖と向き合い、それを乗り越える方法について語った内容でした。多くの人は、成功については雄弁に語る一方で、失敗についてはそれほど率直に語りません。あの講演でHalさんはマーク・トウェインの言葉を引用されていました。「最も恐れていることをやり遂げれば、恐怖は必ず消える」と。この言葉は、当時よりも今の方がむしろ重みを増しているように思えます。
Hal Pomeranz: あの講演は、私にとって本当に異例のものでした。技術的でない、非常に個人的なテーマで公の場で話すのは初めてで、話す前は怖くてたまりませんでした。冒頭の挨拶を始める直前には、息が止まりそうなパニックに襲われた瞬間もありました。
これは私が哲学的に信じているテーマでもあります。学びと成長はコンフォートゾーンの外で起きるものですから、そこから外に踏み出す必要があるのです。
講演の後、これまで行ってきたどの技術的なプレゼンテーションよりも多くの好意的な反響をいただきました。目から鱗が落ちるような経験でした。人々は、飾らない個人的なコミュニケーションに飢えているのだと気づかされました。私たちは日々、必ずしも本当の自分を表現できていないチャンネルを通じてつながって生活していますから。
インポスター症候群と「初心者マインド」を乗り越える
DR誌 Becky Bracken: ここで、Halさんの代表的な発言をいくつか振り返ってみたいと思います。数か月前に、厳しい雇用市場について書かれた記事の中で、メンターシップを重視し、困っている同僚を支える人たちを称賛されていましたね。その考え方はどのようにして生まれたのでしょうか。
Hal Pomeranz: 私が育ったのは、高度な技術に携わる人がまだ少なかった、もっとシンプルな時代でした。幸運にも、ベル研究所のような大規模なIT組織で働く機会に恵まれ、シニアエンジニアたちが見返りを期待することなく、時間を割いて私を指導してくれました。
そこには暗黙の了解があって、自分がシニアの立場になったら、今度は次の世代を指導することでその恩を返すというものでした。今日では、非公式に見習いのような形で経験を積める、あのような大規模なIT組織はあまり多くありません。だからこそ、講義資料を公開したり、ブログ記事を書いたり、無料で情報を発信したりすることが、私なりにその伝統を受け継ぐ方法になっています。
「毎年、何か一つ大きな新しいことを学びましょう。内容は何でも構いません。その多様性こそが、困難な局面を乗り越える支えになるのです」 —Hal Pomeranz
DR誌 Becky Bracken: 別のInfoSec Exchangeへの投稿では、コンピューターに携わって50年になるにもかかわらず、新しい技術を学ぶときには今でも「地球上で一番できない初心者」のように感じ、自己不信に襲われることがあると述べていましたね。この感覚を言葉にすることは、非常に重要なことだと感じます。
Hal Pomeranz: 「これは難しすぎる、自分は無能だと感じる、もう諦めたい」という投稿を多くの人が発信しているのを目にしていました。
当時の私自身も、ELKスタックの新しいアーキテクチャ構築に苦戦していて、OpenSearchとLuceneに頭を抱え、もう二度と理解できないのではないかと感じていました。しかし、自己不信というのは自然な感情です。専門家であっても、初心者と同じように新しい概念の習得には苦労するものです。
重要なのは、何度でも自分が初心者であることを受け入れる姿勢です。困難を乗り越える経験を重ねるほど、いずれ解決策にたどり着けるという自信が育っていきます。
変化する業界の中でローカルコミュニティを築く
DR誌 Becky Bracken: 現在の市場動向に目を向けると、最近Halさんは今のAI主導の過熱サイクルとドットコムバブルの類似点を指摘されていました。過去の景気後退から、業界はどのような教訓を得られるのでしょうか。
Hal Pomeranz: ドットコムバブルが崩壊したとき、人々は最後の給料が支払われないことを悟り、椅子やノートパソコンを抱えてオフィスを去っていきました。データセンターはゴーストタウンと化し、仕事そのものが消滅してしまったため、人々はまったく異なる業界へと移らざるを得ませんでした。
Halのテック不況サバイバル指南
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スキルの多様化: 毎年、今と隣接しない大きな技術スキルを一つ身につける
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早期の人脈構築: 切実に必要になる前から人間関係を築いておく
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地域での活動: 大規模イベントよりも地域のユーザーグループや同窓ネットワークを優先する
こうしたサイクルを生き抜くには、状況が厳しくなる前に、人脈を築き、スキルセットを多様化しておく必要があります。2000年以降に運用系のIT業務が枯渇したとき、私が教育用ソフトウェア開発に転身できたのは、すでにそのスキルを培っており、自分の専門分野の外にも人間関係を維持していたからです。
DR誌 Becky Bracken: Black Hatのような大規模イベントの際、SNS上の華々しい投稿を見て取り残されたような、あるいは圧倒されたような気持ちになる専門家に対して、どのようなアドバイスがありますか。
Hal Pomeranz: SNSに映るのは、誰もが選りすぐった「ピークの10%」の体験だけです。日々の業務や単調な作業、苦労といった残り90%は映し出されません。
大規模な全国的カンファレンスよりも、地域のユーザーグループやローカルな交流会、オンラインの同窓ネットワークに目を向けるほうが、はるかに価値がある場合が多いです。サイバーセキュリティコミュニティは根本的に結束が強く、進んで助け合う文化があります。
連絡を取ったり、質問をしたりすることを恐れないでください。この業界の人たちは自分の仕事に情熱を持っていますし、助けを求めることこそが、次の機会を見つける第一歩になることが多いのです。
翻訳元: https://www.darkreading.com/cybersecurity-careers/finding-hope-brutal-job-market