エンドポイント・パッチ・脆弱性管理に適したNinjaOneの代替ツール

NinjaOneは、幅広い機能を備えたリモート監視・管理(RMM)プラットフォームです。ただ、多くのIT部門が時間の大半を費やしているのは、パッチ適用、ソフトウェア配布、脆弱性の修正、デバイスへのリモート接続といった限られた業務です。 

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自社の業務がこれに当てはまるなら、用途を絞ったツールで必要な機能をまかなえます。使わないモジュールに費用を払う必要もありません。本稿では、NinjaOneの代替となる5製品を、対応範囲、対応OS、脆弱性対応のワークフロー、料金体系の観点で比較します。

重要ポイント

  • 対応範囲:NinjaOneは監視機能に加え、チケット管理、バックアップ、ドキュメント管理、モバイルデバイス管理をオプションとして提供しています。ここで紹介する代替ツールの多くは、エンドポイント業務に特化しています。
  • 料金体系の違い:以下の製品は、公開されたデバイス単位の料金階層、技術者単位のプラン、無料枠、エディション別ライセンスのいずれかを採用しています。NinjaOneはエンドポイント単位の課金で、個別見積もりによる販売です。
  • 脆弱性対応のワークフロー:優れた製品は、脆弱性の検出から修正、修正の確認までを1つのコンソールでつなげます。そのため、別のスキャナーは不要です。
  • 対応OS:Linuxが必要なチームは、製品ごとに対応状況が異なるため、慎重に確認してください。

乗り換え前に比較すべきポイント

まず、チームが毎週実際に行っている作業を整理しましょう。チケットの大半が古いソフトウェア、インストールの失敗、未対応のCVEに関するものなら、機能の数よりも配布と修正の深さを重視してください。

次に、料金の仕組みを確認します。料金を公開しているツールもあれば、エンドポイント単位で見積もりを出し、追加モジュールを別料金にしているツールもあります。 

脆弱性管理やリモートアクセスに上位プランが必要になる場合は、その分も含めて、自社のデバイス台数での総コストを比較してください。

最後に、オフライン時の挙動を検証します。配布期間中に接続できなかったノートPCは、再接続した時点で自動的に追いつく必要があります。

NinjaOneの代替ツール5選

1. PDQ Connect

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パッチ適用、ソフトウェア配布、脆弱性の修正、リモートデスクトップを主な用途とするシステム管理者向けに作られたPDQは、WindowsとmacOSに対応したクラウド型のエンドポイント管理ツールです。VPNなしで利用できます。 

TryCloud Tools

配布には、ウイルススキャン済みの厳選パッケージライブラリか、独自のパッケージを使えます。スケジュールやトリガーで実行でき、オフラインのデバイスには再接続されるまでキューに入れて待機させます。

最適な用途:フルスペックのRMMを必要としない、WindowsとmacOSの端末を管理する社内IT部門やMSP。

料金:年額の公開料金は、デバイスあたりBasicが12ドル、Plusが18ドル、Premiumが28ドルで、最低100台からです。14日間の無料トライアルは最大250台まで対象で、クレジットカードは不要です。

NinjaOneより優れている点:個別見積もりが不要で、料金が公開されています。Premiumでは、脆弱性スキャン、優先順位付け、ワンクリックでのCVE解消を同じコンソールで利用できます。

トレードオフ:Linuxには対応しておらず、チケット管理、バックアップ、ドキュメント管理の機能もありません。その代わり、Freshservice、Jira、Entra IDなどのツールと連携します。

2. Atera

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Ateraは、RMMにヘルプデスク機能を組み込んだ製品です。デバイス単位ではなく技術者単位で課金し、どのプランでもエンドポイント数は無制限です。社内IT部門向けとMSP向けに、別々のプランを用意しています。

最適な用途:技術者1人あたりの管理デバイス数が多く、同じツールでチケット管理も行いたい小規模チームやMSP。

料金:技術者1人あたりの月額制で、デバイス数は無制限です。ネットワーク検出などの追加機能は、アドオンとして別売りです。30日間の無料トライアルにクレジットカードは不要です。

NinjaOneより優れている点:デバイスを増やしても請求額は増えません。そのため、管理台数が増えていく環境でもコストを見通しやすくなります。

トレードオフ:コンソールにアクセスする人は全員、技術者ライセンスが必要です。チームが大きくなるほど、コストも増えます。

3. Automox

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Automoxは、Windows、macOS、Linuxに対応するクラウドネイティブのパッチ管理プラットフォームです。OSとサードパーティ製アプリケーションの更新を対象とします。ポリシーは一度設定すれば継続的に実行され、Worklet(ワークレット)スクリプトによって、構成作業まで自動化を広げられます。

TryCloud Tools

最適な用途:Linuxのエンドポイントを抱え、システムのパッチ適用を主な業務とするチーム。

料金:エンドポイント単位です。エントリー階層はOSパッチのみが対象で、サードパーティ製ソフトのパッチ適用は、個別見積もりの階層に含まれます。

NinjaOneより優れている点:パッチ管理に特化したコンソールでLinuxにも対応します。フルスペックのRMMを設定する手間もありません。

トレードオフ:サードパーティ製アプリケーションのパッチ適用には見積もり制の階層が必要です。あらかじめ予算に組み込んでおいてください。

4. Action1

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Action1は、Windows、macOS、Linuxのパッチ管理をブラウザから行えるツールで、VPNは不要です。OSとサードパーティ製ソフトの更新に対応し、脆弱性評価も備えています。オフライン中のエンドポイントにもパッチを適用できます。

最適な用途:ライセンス費用をかけずに導入を始めたい小規模な環境。

料金:最初の200エンドポイントまでは、全機能を無料で使えます。これはトライアルではなく、恒久的な無料枠です。それ以上の規模になると、有料プランに移行します。

NinjaOneより優れている点:エンドポイントが200未満の組織なら、パッチ適用と脆弱性の可視化を無料で利用できます。

トレードオフ:ネイティブのLinuxエージェントへの対応は2025年12月に始まったばかりです。利用するディストリビューションで入念にテストしてください。

5. ManageEngine Endpoint Central

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Endpoint Centralは、Windows、Mac、Linuxのデスクトップに加えてモバイルデバイスも対象とする統合エンドポイント 管理プラットフォームです。クラウドのサブスクリプションと、オンプレミス版のライセンスから選べます。

最適な用途:オンプレミスでの導入や、同じツールでのモバイル管理が必要な組織。

料金:最大25エンドポイントまでは無料エディションを利用できます。有料ライセンスは、Professional、Enterprise、UEM、 Securityの各エディションで提供されています。

NinjaOneより優れている点:完全にオンプレミスで運用できます。

トレードオフ:WindowsノートPCやmacOSのMDMには、UEMエディションまたはSecurityエディションが必要です。エディションによっては、OSイメージングがアドオンになります。

それでもNinjaOneが適しているケース

要件がエンドポイントの範囲を超えるなら、NinjaOneは有力な選択肢です。Windows、macOS、Linuxに対応し、チケット管理、バックアップ、ドキュメント管理、モバイルデバイス管理のモジュールも用意されています。 

各モジュールは、基本サブスクリプションに加えてエンドポイント単位で課金されます。総額を比較する前に、実際に使うモジュールについて見積もりを取ってください。

公平な試験導入の進め方

候補に挙げた各ツールで、同じ代表的なデバイスを使います。通常の更新を配布し、インストールをわざと失敗させ、配布の途中でノートPCをオフラインにしてください。そのうえで、脆弱性の報告から修正の確認までにかかる時間を測定します。 

この速さが最も問われるのは、リリースが集中する月です。Microsoftの2026年7月のパッチチューズデーでは、悪用が確認されたゼロデイ2件を含む622件の脆弱性が修正されました。こうした検証結果は、どんな機能チェックリストよりも多くのことを教えてくれます。

FAQ

最も安いNinjaOneの代替ツールは?

Action1は最初の200エンドポイントまで無料で、ManageEngine Endpoint Centralには最大25台まで使える無料エディションがあります。管理台数がもっと多い場合は、公開されているデバイス単位の料金階層と、見積もり制のエンドポイント単価を、実際の台数で比較してください。

NinjaOneは料金を公開していますか?

NinjaOneは、エンドポイントあたりの月額を個別見積もりで提示しています。料金やモジュールの費用は、営業担当に確認してください。

Linuxに対応している代替ツールは?

Atera、Automox、Action1、ManageEngine Endpoint CentralがLinuxに対応しています。対応するディストリビューションは、試験導入の際に確認してください。

フルスペックのRMMは必要ですか?

監視、チケット管理、バックアップ、ドキュメント管理を1つのプラットフォームにまとめたい場合に限られます。パッチ適用、配布、修正に集中するチームなら、専用のエンドポイント 管理ツールで十分なことが多いでしょう。

翻訳元: https://hackread.com/ninjaone-alternatives-endpoint-patch-vulnerability-management/

本記事は hackread.com の記事を翻訳・要約したものです。