Samsungの2026年10月のセキュリティアップデートは、サポート対象のGalaxyスマートフォンに新たな保護をもたらします。一方で、旧機種2モデルが同社の定期パッチ提供スケジュールから外れたと報じられています。
Sammy Fansの10月7日付の報道によると、Galaxy A04sとGalaxy A23 5Gは今月、Samsungの四半期ごとのセキュリティメンテナンス対象リストから削除されました。この変更により、旧型Galaxyの所有者が定期的なセキュリティアップデートをいつまで期待できるのかという疑問が浮上しています。
Galaxyユーザーにとって、問題は最新パッチを適用するかどうかだけにとどまりません。定期的なセキュリティメンテナンスが終了した後も、端末は通常どおり動作し続けることがあります。その間に新たに発見された脆弱性が未修正のまま残る恐れがあります。
定期セキュリティアップデートが終了するSamsung Galaxyはどれか
Samsungは、機種に応じて月次、四半期、半年ごとのセキュリティアップデートを提供しています。端末の年式が古くなると、更新頻度の低いスケジュールに移行し、最終的に同社の定期メンテナンスプログラムから外れる場合があります。
10月には、Galaxy Aシリーズの2機種が四半期アップデートのリストから削除されたと報じられています。
- Galaxy A04s:2022年に発売されたこのエントリーモデルは、定期的なセキュリティサポートが終了したと報じられています。SamMobileによると、同機種の直近の定期ソフトウェアアップデートには、2026年8月のセキュリティパッチが含まれていました。
- Galaxy A23 5G:こちらも2022年に発売されたミッドレンジモデルで、四半期ごとのメンテナンススケジュールから削除されたと報じられています。ただし、Samsungのファームウェア記録によると、少なくとも1つの地域向けモデルは10月にもソフトウェアアップデートを受け取っています。
Galaxy A23 5Gの例は、定期メンテナンスのスケジュールから外れても、すべてのモデルでソフトウェアアップデートが直ちに止まるわけではないことを示しています。
Samsungが公開しているGalaxy A23 5G SM-A2360のファームウェア履歴には、2026年9月8日に8月5日付のセキュリティパッチを含むリリースがあり、続いて10月13日に9月5日付のセキュリティパッチを含むリリースがあったと記録されています。
この記録から、このモデルが9月と10月にアップデートを受け取ったことは確認できます。しかし、四半期ごとの定期メンテナンスが今後も続くかどうかまでは分かりません。
そのため、すべてのセキュリティアップデートが止まったと判断する前に、正確なモデル番号、地域別のファームウェア履歴、キャリア情報を確認することをお勧めします。
Galaxyのセキュリティサポート:現在も対象のモデルは
Samsungの公式なセキュリティメンテナンススケジュールには、定期的なセキュリティパッチの対象となる端末が掲載されています。
以下の表は、主要なGalaxyモデルと、報じられているメンテナンス状況を比較したものです。
| Galaxyモデル | セキュリティアップデートの頻度 | 状況 |
|---|---|---|
| Galaxy S26シリーズ | 月次 | 定期アップデート対象に掲載 |
| Galaxy S25シリーズ | 月次 | 定期アップデート対象に掲載 |
| Galaxy S24シリーズ | 月次 | 定期アップデート対象に掲載 |
| Galaxy S23シリーズ | 月次 | 定期アップデート対象に掲載 |
| Galaxy S22シリーズ | 四半期 | 定期アップデート対象に掲載 |
| Galaxy S21 FE 5G | 四半期 | 定期アップデート対象に掲載 |
| Galaxy Z Fold5、Fold6 | 月次 | 定期アップデート対象に掲載 |
| Galaxy Z Flip5、Flip6 | 月次 | 定期アップデート対象に掲載 |
| Galaxy Z Fold4、Flip4 | 四半期 | 定期アップデート対象に掲載 |
| Galaxy S21、S21+、S21 Ultra | 定期スケジュールなし | 定期アップデートの対象から外れている |
| Galaxy A04s | 四半期スケジュールから削除と報道 | 定期サポートは終了と報道 |
| Galaxy A23 5G | 四半期スケジュールから削除と報道 | SM-A2360向けに10月13日のアップデートを確認。今後の定期サポートは不明 |
この表は、Samsungのメンテナンス区分と2026年10月の報道に基づいています。アップデートの提供状況は、機種、地域、キャリアによって異なる場合があります。Galaxy A04sとA23 5Gが削除されたという報道は、今後のソフトウェアリリースがすべて終了したことの裏付けと解釈すべきではありません。
初代のGalaxy S21、S21+、S21 Ultraは、Samsungが定期的なセキュリティメンテナンスを提供する端末のリストに載っていません。一方、Galaxy S21 FE 5Gは、引き続き四半期アップデートの対象です。
この違いは重要です。同じGalaxyの製品ファミリー名を持つ端末でも、セキュリティサポートの期間が異なることがあるためです。
Samsungの10月のセキュリティアップデートが旧機種にとって重要な理由
10月6日に公開されたSamsungの2026年10月のセキュリティ速報には、GoogleのAndroidセキュリティプログラムによる修正と、27件のSamsung Vulnerabilities and Exposures(SVE)項目が含まれています。
Samsung固有の問題の一つが、CVE-2026-21125です。Android 14からAndroid 17に影響する不適切な入力検証の脆弱性で、ローカルの攻撃者が任意のコードを実行できる可能性があります。
もう一つのCVE-2026-21120は、WSMサービスにおけるuse-after-free(解放後使用)の脆弱性です。ローカルの攻撃者がシステム権限でコードを実行できる可能性があります。
Samsungの速報は、これらの脆弱性と想定される影響を説明しています。ただし、悪用が確認されているとは述べていません。
eSecurity PlanetによるSamsung 10月のセキュリティアップデートの解説記事で詳しく報じたとおり、パッチは段階的に配信され、提供状況は機種、地域、キャリアによって異なります。
旧機種にとっての懸念は、10月の脆弱性だけにとどまりません。8月には、Samsungが対象のGalaxy端末に対し、AndroidおよびSamsung固有の脆弱性を含む56件のセキュリティ脆弱性を修正しました。詳細はeSecurity Planetの8月のGalaxyセキュリティ報告で取り上げています。
端末が定期的なセキュリティメンテナンスを受けられなくなると、新たに発見された弱点が未修正のまま残る可能性があります。そうなれば、時間の経過とともにリスクが高まります。特に、機密性の高い用途で旧型スマートフォンを使い続けている場合は注意が必要です。
サポートが終了したGalaxyが、自動的に侵害されるわけではありません。Samsungの10月の速報で公表されたすべての脆弱性の影響を受けるとも限りません。実際のリスクは、ハードウェア、ソフトウェアのバージョン、適用済みのセキュリティ修正によって決まります。
GalaxyユーザーとIT部門が次に取るべき対応
旧型Galaxyの所有者は、自分の端末が引き続きセキュリティアップデートの対象かどうか、最新パッチを適用済みかどうかを確認してください。
次の3つの手順が役立ちます。
- セキュリティパッチレベルを確認する。「設定」を開き、「端末情報」、「ソフトウェア情報」の順に選ぶと、インストール済みのAndroidセキュリティパッチレベルを確認できます。メニュー名は機種によって異なる場合があります。
- 利用可能なアップデートを確認する。「設定」から「ソフトウェア更新」を選び、「ダウンロードおよびインストール」をタップします。
- サポートが続いているか確認する。正確なモデル番号をSamsungが公開しているメンテナンススケジュールと照合し、キャリアや地域のアップデート情報も確認します。
古いセキュリティパッチが表示されていても、最近公表されたすべての脆弱性の影響を受けるとは限りません。サポート対象の端末でも更新頻度が低い機種があり、すべての脆弱性があらゆる構成に当てはまるわけでもないためです。
ただし、定期的なセキュリティメンテナンスを受けられなくなった端末の所有者は、ネットバンキングやメール、アカウント認証など機密性の高い用途にその端末をいつまで使い続けるのか、検討する必要があります。
従業員が私物のスマートフォンから社内リソースにアクセスすることを認めている企業では、サポート外の端末がエンドポイントセキュリティ上の懸念になり得ます。
IT部門とセキュリティ部門は、旧型Galaxy端末を棚卸しし、適用済みのパッチレベルを確認したうえで、メーカーの定期サポートが終了した端末向けのポリシーを整備するべきです。最低限のセキュリティ要件を満たせないスマートフォンから、機密性の高いシステムへのアクセスを制限する必要がある場合もあります。
eSecurity Planetは9月のAndroidセキュリティアップデートの解説記事で、セキュリティパッチレベルのほうが、Androidのバージョン番号だけを見るよりも、適用済みのセキュリティ修正を把握する上で有用だと説明しました。
Galaxy A04sとA23 5GがSamsungの四半期メンテナンススケジュールから外れたという報道は、重要な違いを浮き彫りにしています。定期サポートの状況が不透明になった後も、スマートフォンは動作を続け、個別のアップデートを受け取る場合があるということです。
今のうちにアップデートの状況を確認しておけば、現在の端末を日常の機密性の高い用途に使い続けられるのか、買い替えを計画すべき時期なのかを判断しやすくなります。
関連記事:古くなったAndroidのセキュリティパッチのリスクについては、近くにいる攻撃者がユーザー操作なしでリモートアクセスを得られる可能性がある Androidのゼロクリック脆弱性に関するeSecurity Planetの報告をご覧ください。
翻訳元: https://www.esecurityplanet.com/trends/news-samsung-galaxy-security-update-support-changes/