プレスリリース
米イリノイ州ダウナーズグローブ、2026年10月15日――人工知能(AI)が企業の中核業務へ広がるなか、焦点は導入そのものから実行に伴うリスクへと移りつつあります。これはCompTIAの調査・分析で明らかになりました。
CompTIAの新たな調査レポート「Practical Implications of AI Safety」によると、ガバナンス、サイバーセキュリティ、人材の準備状況が、AI施策が長期的な事業価値を生み出せるかどうかを左右する重要な要素になっています。
CompTIAのリサーチ担当バイスプレジデントであるSeth Robinson氏は、次のように述べています。「企業のAIは、新たな成熟段階に入りました。効果的なガバナンス体制、強固なサイバーセキュリティ対策、そして人材の準備が、導入を成功させ、長期的な成果を上げるための中心的な要件になりつつあります。
CompTIAの「Corporate AI Adoption」レポートによれば、約6割の組織が、試験的な取り組みや個人の生産性向上を目的とした利用から、全社規模での導入へ移行しています。同じ調査では、サイバーセキュリティへの懸念がAI導入における2番目に大きな課題に挙がりました。これを上回ったのは、人間の従業員とAI搭載ツールやAIエージェントとの適切なバランスを見極めることだけです。
組織のAIポリシーにセキュリティ関連の要素が必要だという認識は、広く浸透しています。CompTIAが調査した企業のうち、98%がリスク管理の重要性を挙げ、96%がデータ保護とプライバシー、95%がガバナンスを挙げました。投資面でも、48%の組織がAI関連支出でサイバーセキュリティを重点分野にするとしており、これは従業員向けAI研修への投資予定と同じ割合です。
CompTIAは、企業がAI導入の次の段階に臨むうえでの3つの優先事項を示しています。
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AI戦略を既存のガバナンスの枠組みと整合させる。 組織は、既存のガバナンス、コンプライアンス、リスク管理の実践を土台として、AIポリシーと意思決定プロセスを構築すべきです。
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変化に強い意思決定の仕組みを築く。 IT、セキュリティ、法務、コンプライアンス、事業部門の関係者が部門横断で連携すれば、AI技術や規制、ベストプラクティスが進化しても、組織は柔軟に対応しやすくなります。
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人材の準備に投資する。 AI導入を成功させるには、技術面と組織面の両方の能力が欠かせません。企業は基盤となる技術力を強化しつつ、AIとサイバーセキュリティに関するスキル不足にも対処する必要があります。
Robinson氏は次のように続けています。「AIの安全性、ガバナンス、人材育成は、単なるコンプライアンス対応ではなく、競争優位の源泉になりつつあります。サイバーセキュリティやデジタルトランスフォーメーションと同じ規律でAIに取り組む組織は、新たなリスクを管理しながら事業価値を獲得しやすくなるでしょう。」
調査レポート「Practical Implications of AI Safety」はこちらから入手できます。
CompTIAについて
CompTIA, Inc.は、情報技術(IT)分野におけるベンダーニュートラルな研修・認定製品の世界的な大手プロバイダーです。これまでに400万件を超えるCompTIA認定が、現役およびこれから目指す技術者、ビジネスパーソン、政府・軍関係者、キャリアチェンジを目指す人、学生などに授与されています。同社は数千の教育機関、政府、研修提供者、人材育成団体と連携し、最高水準の学習ソリューション、業界で認められた認定資格、キャリア支援リソースを通じて、求職者が持てる力を最大限に発揮し、雇用主が高度な技術人材を育成できるよう支援しています。詳細はhttps://www.comptia.org/をご覧ください。
翻訳元: https://www.darkreading.com/cyber-risk/enterprise-ai-risk-management-phase-security-concerns-rise