米当局、テキサス州の「ラップトップファーム」を摘発 北朝鮮のITワーカー偽装工作

米政府は、朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)が仕掛ける偽ITワーカー工作という根強い脅威に対し、反撃に乗り出しました。

「What We Missed」の今回のエピソードでは、Dark ReadingのRob WrightとAlex Culafiが、誌面では取り上げられなかった最近のニュースやトピックを語り合います。最初の話題は、テキサス州で40以上の住宅に踏み込んだFBIの家宅捜索です。これらの住宅は「ラップトップファーム」を運営していた疑いが持たれています。

「Operation Lonestar Roundup」と名付けられたこの法執行作戦では、187台の機器を押収し、14人を起訴しました。さらに、北朝鮮の攻撃者による偽ITワーカー工作を手助けしたとされる人物らも逮捕しました。FBIによると、この作戦で阻止された工作は、70社を超える米企業に影響を及ぼしていました。

偽ITワーカー工作では通常、DPRKの工作員がITの専門家や開発者になりすまします。偽造または盗用した身元を使って米企業に就職し、その立場を悪用して機密データの持ち出し、知的財産の窃取、情報収集を行います。

このエピソードでは、ほかにも次の話題を取り上げています。ロシア警察は、ロシアとウクライナの企業に対する複数の侵害を自らの犯行と主張してきたサイバー犯罪グループ「DataSuckers」のメンバーとされる人物らを逮捕しました。また、404 Mediaの報道によると、中国の犯罪組織がStaplesの社内カスタマーサポートシステムに侵入し、500万ドル相当のギフトカードを数千枚発行しました。

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What We Missed:Rob WrightとAlex Culafiによる全文書き起こし

この書き起こしは、Informa TechTargetの社内AIアシスタントが、わかりやすさと長さを考慮して編集したものです。内容を十分にご理解いただくには、動画をご覧ください。

Dark ReadingのRob Wright:Dark ReadingのRob Wrightです。

Dark ReadingのAlex Culafi:Dark ReadingのAlex Culafiです。

DRのRob Wright:「What We Missed」へようこそ。Dark Readingの誌面やポッドキャスト、動画では取り上げる機会がなかった最近の見出しについて語る番組です。Alex、今回は盛りだくさんです。本格的なAIニュースがないので、ありがたいですね。AIニュースからは一息つけます。

DRのAlex Culafi:そうですね。

DRのRob Wright:まずは興味深い話題からいきましょう。北朝鮮のITワーカー工作に対して、連邦当局が大規模な取り締まりを行いました。テキサス州のラップトップファームへの家宅捜索です。作戦名もなかなか面白いのですが、複数のラップトップファームを摘発しました。政府が、こうした北朝鮮のITワーカー工作の撲滅に本腰を入れ始めたようです。どう思いましたか。

DRのAlex Culafi:この問題はしばらく続くと思います。あまり具体的な話ではありませんが。先日、YouTubeでこの件に関する動画を見ました。2024年ごろの話だったと思いますが、事務職の女性が仕事に採用された話です。彼女は南部出身の、善良で気立ての良い普通の女性でした。ノートパソコンが送られてきて、自分は仕事をしているだけだと思っていたのに、実際には何十台ものノートパソコンを接続していたことが判明したのです。動画の後半では、彼女は最初に語っていたより多くのことを知っていたのではないか、という話にもなっていたと思います。

DRのRob Wright:なるほど。

DRのAlex Culafi:ただ、特に今は経済的に厳しい時期です。米国の多くの地域も、世界の多くの国々もそうです。だからこそ、自分をスパイや米国への裏切り者、北朝鮮政権の支持者などとは思っていない普通の人々が、こうした状況に巻き込まれる事例は、今後も出てくるでしょう。今回はファーム、つまり組織的な拠点のようなので、少し毛色が違いますが。

DRのRob Wright:少し違いますね。

DRのAlex Culafi:それでも、ファームであれ、最初は自分のしていることに気づかず、気づいたときには深入りしていた個人であれ、こうした話はしばらく続くのではないでしょうか。

DRのRob Wright:ええ、同感です。こうした作戦は今後も増えるでしょう。実はこの話題を紹介するのに少し苦労しました。作戦名が「Operation Lonestar Roundup」なんです。「Lonestar」と聞くたびに、これは私の悪い癖なのですが、映画『スペースボール』を思い出して笑ってしまうんです。

DRのAlex Culafi:(笑)なるほど。

DRのRob Wright:それはさておき、数字は興味深いですね。押収した機器は187台、起訴されたのは14人だったと思います。逮捕者も数人いました。ただ、おっしゃるとおり、これはギグエコノミーのような話です。ラップトップファームは、クリック詐欺やマルバタイジングなど、ほかの目的では以前からありました。今後は、既存のラップトップファームや、あなたが指摘したように、自分が何をしているのか、誰に使われているのかを完全には理解していないかもしれない人々を利用する工作が、さらに増えていくでしょう。今後を見守りたいと思います。

DRのAlex Culafi:そうですね。付け加えると、北朝鮮のITワーカー詐欺が数年前どんな状況だったかを思い返しているんです。それより前から続いているのは承知しています。まだ新しい手口として注目を集めていた頃、取材した多くの研究者が「これは本物で、深刻な問題だ」と話していました。

DRのRob Wright:ええ、そうでした。

DRのAlex Culafi:当時の私は、メディアの注目を集めるための新しいネタにすぎないと思い、彼らの話を疑っていました。実際、そういう面もあったかもしれません。でも、今となっては間違いなく、この問題は広く蔓延しています。あらゆる規模の組織が、北朝鮮の工作員への対応に追われています。彼らの狙いは、北朝鮮へ送金するための給与を得ることか、後で悪用できるデータを手に入れることです。悪質化しているかどうかはわかりませんが、数年たった今も非常に悪質なままです。

DRのRob Wright:まったくです。次は何ですか。

DRのAlex Culafi:興味深い話があります。ロシア当局が、ハッカーグループ「Data Suckers」のメンバーとみられる3人を逮捕しました。19歳のメンバーも含まれています。ロシアのピザチェーン「Dodo Pizza」への侵害を受けた動きです。

DRのRob Wright:なるほど、そこですか。

DRのAlex Culafi:ロシアで長い歴史を持つピザチェーンで、大量の顧客データが流出したと伝えられています。その多くは当然、ロシアの顧客のものでしょう。このグループは、ロシアの旅行会社「Tez Tour」や、ウクライナの食品小売大手「ATB」への攻撃も主張しています。これは非常に珍しいことです。専門家の見方では、彼らはロシア政府のために動いたり、ウクライナでの戦争に積極的に加わったりする多くのロシア系の攻撃者のようには、政治的な動機で動いているようには見えないからです。

さらに興味深いのは、私の知る限り、ロシアのハッカーの間には長らく鉄則がありました。それは、ロシア人をハッキングしないというものです。理由はいくつかあります。一つは、国外での活動について、政府が時に庇護してくれると聞いているからです。もう一つは、自国民に手を出したと見なされれば、ロシア当局は歴史的に非常に厳しく対処してきたからです。

DRのRob Wright:そうですね。

DRのAlex Culafi:ですから、ロシアがロシア人ハッカーを逮捕したというのは、実に興味深いことです。どう思いますか。

DRのRob Wright:私も興味深いと思いました。正直、少し混乱もしています。記事を読むと、DataSuckersのハッカーとされる一人は、Dennis Fridmanという19歳の人物です。ロシア系の姓には聞こえません。どこの出身なのか、単にロシアに住んでいただけなのか、ロシア国籍なのかはわかりません。あなたの指摘に加えて、ロシアが逮捕に踏み切ったこと以外で私が強く感じたのは、「今の若者たちを私たちは救えていない」ということでした。

DRのAlex Culafi:ええ。

DRのRob Wright:これもまた、10代の若者を擁するハッキング集団の一例です。明らかに高い技術を持ち、突拍子もないことをやってのけます。「Dodo Pizzaをハッキングしよう」といった具合です。私たちは、こうした若者をスカウトし始めるべきではないでしょうか。政府が、できればロシア政府ではなく、米国やカナダ、ファイブアイズの国々などが、ゲームのフォーラムなどに出向いて、才能ある若者を見つけ出すべきです。いわゆる「子どもたち」によるこうした犯行が増え、手に負えなくなっているからです。

このテーマは、ドキュメンタリー『Midnight in the War Room』でも取り上げられていました。ハッカーがサイバー犯罪の世界に入っていく経緯を扱った場面があります。登場するのは、ゲームに熱中するプレティーンやティーンエイジャーといった若い子たちで、彼らがこの世界に足を踏み入れます。そして気づけば、ロシアの強制収容所にいるわけです。この人物がそうなるのか、誰かがそうなるのかはわかりませんが、言いたいことはおわかりでしょう。

DRのAlex Culafi:ええ。あなたの指摘にも一理あります。ロシアがこうした若者を雇い入れている可能性もありますね。「解放してやるが、これからはお前のキャリアは我々のものだ」と言うわけです。

DRのRob Wright:そうなんですよ。

DRのAlex Culafi:それが彼らにとって魅力的な取引になっているかもしれません。待遇が良いのかもしれませんし、本当に強制収容所に送られるのかもしれません。誰にもわかりませんが、興味深い話です。ロシア対ロシアのハッキングですね。

DRのRob Wright:本当にそうですね。では、最後の話題です。今週起きたばかりだと思います。404 Mediaの報道で、Staplesで大規模な侵害がありました。中国のサイバー犯罪組織がStaplesのサポートシステムに侵入し、500万ドル分のギフトカードを大量に発行したそうです。ギフトカードが次々に発行されていきました。404 Mediaの記者は、裁判記録でこの事実を見つけたようです。なぜこれまで公表されなかったのか、私には多くの疑問が残ります。

それにしても、ギフトカードですか。大規模な侵害であり、カスタマーサポートシステムへの大規模な侵入です。これに似たほかの攻撃からもわかるように、サポートシステムに入り込めば、かなりの被害を与えられます。多くのシークレットを入手できますし、機密データも大量に手に入ります。この件は、私には少し意外でした。Alex、どう思いましたか。

DRのAlex Culafi:もちろん、ひどい話です。願わくは……

DRのRob Wright:(笑)

DRのAlex Culafi:いえ、難しい問題ですよね。ギフトカードのシリアル番号を追跡して無効化できればと思いますし、保険で補填されることも期待したいところです。少し脱線しますが、私は現在のStaplesに少し愛着があります。パスポートの申請や、渡航に必要な国際的な手続きができる場所の一つですし、コピーや印刷のサービスも優秀です。とっくに店をたたんでいてもおかしくない会社なのに、21世紀の、2020年代に通用する新しい役割を見つけています。だから、この問題を何とか乗り越えてほしいと思います。サイバーセキュリティの読者向けには、ひどい話だとしか言いようがありません。

DRのRob Wright:わかります。ハッカーがどうやって、確かNexusという名前だったと思いますが、その社内サポートシステムに侵入したのか、どうやってギフトカードを発行するアプリケーションやプロセス、システムに入り込めたのか、まだ明らかになっていない点が多くあります。それにしても、1万5000枚のギフトカードですよ。

ギフトカードの使い道は、詐欺などです。マネーロンダリングにも使われます。Staplesのセキュリティ体制はおそらく相当しっかりしているはずです。ただ、ここは標的にされないと考えて、対策が手薄だった領域だったのかもしれません。今の時代、大企業であれば、インフラもネットワークも環境も、あらゆる部分が狙われます。痛みを伴う教訓ですね。

DRのAlex Culafi:おっしゃるとおりです。特に、AIが主導する攻撃が強力になるにつれ、死角が一つあるだけで致命傷になりかねません。難しい問題ですし、ほかの部分の防御が堅くても、たった一つの弱点、たった一つの死角があれば、こうしたことが起きてしまうのは残念です。

DRのRob Wright:そのとおりです。

DRのAlex Culafi:教訓と言えるものがあるかはわかりませんが、がっかりする話です。

DRのRob Wright:ええ。では、今週はここまでです。Alex、ご参加ありがとうございました。

DRのAlex Culafi:こちらこそ、Rob。ありがとうございました。

翻訳元: https://www.darkreading.com/insider-threats/texas-laptop-farms-north-korean-it-workers

本記事は darkreading.com の記事を翻訳・要約したものです。