ユニバーシティ・ホスピタルズ(University Hospitals)は、10月22日に発生したサイバー攻撃を受け、システムの復旧作業を進めています。このほか、EyeMed Vision CareとFacial Surgery Groupでも、サイバーセキュリティインシデントが公表されました。
ユニバーシティ・ホスピタルズ
オハイオ州クリーブランドに本部を置き、21の病院を運営する医療システムのユニバーシティ・ホスピタルズは、2026年10月22日に確認されたサイバーセキュリティインシデントへの対応に追われています。同組織はインシデント対応プロトコルを発動し、封じ込め措置を実施しました。調査と被害の軽減を進める間、患者向けポータル「MyChart」を含むデジタルサービスをオフラインにしています。現在も影響を受けたシステムを安全に復旧させる作業を続けており、2026年11月2日の更新では、システムがオフラインのままであることを確認しました。通常業務の再開時期については、見通しを示せていません。
同医療システムによると、病院、救急部門、診療所は引き続き診療を続けています。ただし、事前承認の手続きに支障が出ているほか、一部の予約や待機的手術は日程の変更を余儀なくされています。ランサムウェアが関与しているかどうかなど、攻撃の性質は公表されていません。犯行声明を出したランサムウェアグループも、現時点では確認されていません。調査は続いており、患者データがどの程度関係しているかは、まだ特定されていません。
EyeMed Vision Care
オハイオ州シンシナティを拠点とする視力保険会社のEyeMed Vision Careは、メールの誤送信により会員の機微な情報が許可なく開示されたとして、一部の個人への通知を開始しました。2026年9月22日、同社は会員情報を含むメールを誤ったアドレスに送信しました。原因は人為的なミスで、悪意によるものではなく、誤送信は1通のみでした。このメールには、EyeMed Vision Careが管理する視力給付プランの加入者に関する情報が含まれていました。具体的には、氏名、住所、生年月日、社会保障番号、会員ID番号です。
影響を受けた人数はまだ公表されていません。ただ、カリフォルニア州司法長官にデータ侵害が届け出られたことから、少なくとも500人のカリフォルニア州住民が影響を受けたことになります。EyeMedは再発防止策として、プライバシーおよび運用に関する方針と手順の見直し、研修プログラムの更新、担当する従業員への再教育を実施したとしています。データの悪用に備え、影響を受けた個人には、クレジットモニタリングとID窃盗対策サービスが無料で提供されます。
Facial Surgery Group
ミズーリ州のカンザスシティ、リバティ、オーバーランドパーク、ブルースプリングスで5つの口腔顎顔面外科センターを運営するFacial Surgery Groupは、メールのセキュリティインシデントにより、11,407人の個人情報および保護対象保健情報が流出したことを確認しました。2026年9月16日には、インシデントの詳細を伝える通知が同社のウェブサイトに掲載されました。不審な動きがメールシステム内で確認されたのは、2025年11月24日です。外部のサイバーセキュリティ専門家が調査に当たり、1つのメールアカウントに権限のない者がアクセスしたことを確認しました。
同社はデータマイニング会社に依頼して対象アカウントの内容を精査し、この作業は2026年9月9日に完了しました。アカウントには、氏名、生年月日、人口統計情報、社会保障番号、金融口座番号、健康情報が含まれていました。影響を受けた個人には、2025年10月9日にインシデントが通知されています。同社は再発防止策を講じたほか、影響を受けた個人にクレジットモニタリングとID窃盗の回復支援サービスを無料で提供しています。
翻訳元: https://www.hipaajournal.com/university-hospitals-eyemed-facial-surgery-group-data-breaches/