スマートフォンのセキュリティ脅威に警戒を — 最新報告書、銀行詐欺の試みの大半がモバイルで発生と指摘…


  • 詐欺師が、モバイルユーザーを狙った銀行詐欺を強化している
  • 銀行詐欺の試みは過去12か月で35%増加した
  • 高収入とやりがいを約束して被害者を誘い込み、金銭を要求する求人詐欺も増加している

新たな調査で、銀行詐欺の犯人がモバイル端末への攻撃を強めており、この種の詐欺が過去12か月で35%増加したことが明らかになりました。固定電話やメールで被害者をだます手口に代わり、現在の銀行詐欺はほぼすべてがモバイル端末を標的にしています。被害者がその場で簡単に送金できるためです。

BioCatchの報告書は、増加傾向にある複数の詐欺を取り上げています。ロマンス詐欺や投資詐欺もその一部です。

ただし、銀行詐欺が重大な課題である一方、最も多いのは購入詐欺で、詐欺の試み全体の33%を占めています。

世界的な詐欺の広がり

世界中で携帯電話が普及し、銀行アプリが利用できるようになったことは、詐欺師にとって追い風です。彼らはあらゆる手段を使って被害者から金銭を引き出そうとします。BioCatchの調査によると、詐欺全体の90%が携帯電話を通じて行われています。ロマンス詐欺は前年から23%増加しました。被害額が最も大きいのは投資詐欺で、1件あたりの平均額は6,600ドルです。

BioCatchは、詐欺師と銀行の双方が人工知能(AI)の技術を活用していることも指摘しています。

BioCatchのグローバル詐欺インテリジェンス担当ディレクター、トーマス・ピーコック氏は次のように述べています。「ソーシャルエンジニアリング詐欺が突然減ったわけでも、手口が単純になったわけでもありません。むしろ人工知能によって、詐欺師を志す者の参入障壁が下がりました。より多くの悪意ある者が、かつてない規模で、より説得力のある詐欺を仕掛けられるようになっています。これを受けて、多くの銀行が行動インテリジェンスの有効性に気づきました。口座名義人が取引を承認する前に、操作や強要の兆候を見抜けるからです」

侵入せずに金を奪う手口

銀行詐欺のリスクは、2つの要因に左右されます。1つは、詐欺師が巧みな説得術を使い、被害者に金銭面での非合理なパニックを起こさせることです。もう1つは、モバイルバンキングアプリを使えば簡単に送金できることです。

モバイルバンキングは善良な市民にとって非常に便利ですが、詐欺師にとっても好都合です。BioCatchのグローバルアドバイザリー担当ディレクター、ジョナサン・フロスト氏は次のように語ります。「顧客を説得して自分で送金させられるなら、詐欺師は口座に侵入する必要がありません。投資詐欺やロマンス詐欺では、顧客が正当だと信じ込まされて支払いを行います。これが、今日の銀行が直面している課題です」

被害者を支援する制度は、地域によって異なります。英国には保護制度があります。「英国の補償制度は、被害が起きた後に被害者の金銭面を守るものですが、詐欺そのものを止めるわけではありません。今後は、そもそも犯罪者に支払いが渡らないようにすることが最優先です」

課題は、銀行詐欺のリスクをすべての人に周知することです。



翻訳元: https://www.techradar.com/pro/security/beware-the-smartphone-security-threat-new-report-claims-most-banking-scam-attempts-now-take-place-on-mobile-devices

本記事は techradar.com の記事を翻訳・要約したものです。