サイバー犯罪の収益を洗浄した大規模マネーミュール組織の首謀者、有罪を認める

1万5000人を超える事情を知らないマネーミュール(資金運び屋)を使ってサイバー犯罪者のために資金洗浄を行っていた国際組織の首謀者が、木曜日、米連邦裁判所で有罪を認めました。 

有罪を認めたのは、ウクライナとロシアの二重国籍を持つ42歳のOleg Korniev被告です。同被告は「Your Mule Cashout」(通称「YMCO」)の幹部の一人でした。YMCOは2007年から2014年にかけて、米国のほか、ドイツ、イタリア、英国、オーストラリアにも高度なミュールのネットワークを構築していました。YMCOは、求人を装った架空企業のウェブサイトを使って人を集めていました。    

応募者は、適性検査や契約書、社内規定の確認を含む、一見まっとうな採用手続きを受けました。そのうえで、架空の企業サイトに自分の銀行口座情報をアップロードするよう求められました。仕事の内容は、自分の口座に入金された資金を海外の正規企業の口座へ送金することだと説明されていました。  

Korniev被告の管理下で、YMCOはマルウェアを使って米国の銀行口座750件に不正アクセスしたハッカーのために、少なくとも1000万ドルを洗浄しました。資金の大半はWestern UnionやMoneyGramを通じて東欧に送金されていました。現地では「キャッシュアウト請負人」が資金を受け取り、報酬を差し引いたうえでYMCOに送り返していました。

Korniev被告は昨年12月、ノースカロライナ州で逮捕されました。大陪審に起訴されてから9年近くがたっていました。起訴はSerghei Ivanovich Tomuz被告と同時に行われました。Tomuz被告はモルドバ国籍で、母国でキャッシュアウトチームを率い、YMCOのために資金洗浄を行っていたとされています。 

Tomuz被告の事件は、今年5月に米連邦裁判所で打ち切られました。同被告は2022年5月にルーマニアの国境検問所で逮捕されたと報じられており、米国への身柄引き渡しを争っていました。 

YMCOに関与したウクライナ人4人は、マネーロンダリング共謀の罪をすでに認め、2018年に37カ月から63カ月の禁錮刑を言い渡されています。

Korniev被告は、マネーロンダリング、コンピュータ詐欺共謀、アクセス機器窃取共謀、加重身元詐称の罪で有罪を認めました。量刑は最短で禁錮2年、最長で50年です。

翻訳元: https://therecord.media/leader-of-money-mule-operation-for-cybercriminals-pleads-guilty

本記事は therecord.media の記事を翻訳・要約したものです。