Fastfetchは、主にC言語で書かれたシステム情報ツールです。Linux、macOS、Windows 8.1以降、Android、および複数のBSDで動作します。

fastfetchプロジェクトは、10月14日にリリースしたバージョン2.70.0で、QuickJSスクリプトを廃止し、Disk、Command、Shellの各モジュールが報告する内容を変更しました。旧バージョン向けに書かれた設定ファイルは、出力される値が変わったり、動作しなくなったりする可能性があります。
Diskフィールドの変更
Diskのカスタムフォーマットでは、{size-available}が廃止されました。{size-free}は、disk.useAvailableオプションの選択に応じて、空き容量(free)または利用可能容量(available)のいずれかを報告します。そのため、値はこの設定によって変わります。従来は、常にファイルシステムの空き容量を報告していました。バイト数の生の値は、{bytes-used}と{bytes-total}で取得できます。JSON出力からはbytes.availableとbytes.usedが削除されました。使用量は、合計から空き容量を引くことで算出できます。
Windowsの数値が変更
ネットワーク共有など、ユーザーごとのクォータが設定されたボリュームでは、合計容量が誤って報告され、使用量もラップアラウンドした値になっていました(issue #2651)。合計容量はクォータで制限される一方、空き容量は制限されていなかったことが原因です。Windows 10ビルド17763以降では、fastfetchはデフォルトでボリューム全体の容量と空き容量を報告するようになりました。クォータを含め、現在のユーザーが利用できる容量を引き続き報告したい場合は、disk.useAvailableをtrueに設定してください。LocalIPのフラグは、IEEE80211やSOFTWARE_LOOPBACKなど、インターフェース自体の特性を示すようになりました。ユニキャストアドレスを持たないインターフェースは、報告の対象外となりました。
CommandとShell
CommandのオプションであるuseStdErrは、useOutputに置き換えられました。useOutputには「stdout」「stderr」「both」を指定できます。デフォルトは「both」のため、stderrにログを出力するコマンドは、その出力も取得されるようになります。従来、この出力は破棄されていました。Shellモジュールは、$SHELLを無視して/etc/passwdからシェルを取得するようになりました。セッション開始後にログインシェルが変更された場合、$SHELLとは値が異なることがあります。
削除された機能
v2.69.0で非推奨となっていたQuickJSスクリプトは廃止されました。スクリプトはLuaへ移行する必要があります。Linuxでは、libpulseとlibddcutilが使われなくなったため、パッケージ管理者はfastfetchパッケージの依存関係からこれらを外してください。
Androidの新機能
Androidには5つの機能が追加されました。サウンドの検出、binder経由のディスプレイ検出、バッテリー温度・残り時間・充電器タイプ、メディアの検出、アプリの表示名です。メディアの検出は、fastfetchがアプリのUIDで動作している場合に適用され、通知へのアクセス権限が必要です。
翻訳元: https://www.helpnetsecurity.com/2026/10/16/fastfetch-2-70-0-released/