Microsoftは、一部のWindowsユーザーが使う従来版Outlookデスクトップメールクライアントで、Copilot ChatボタンとCopilotボタンが消える既知の問題を修正しました。
更新されたサポート文書によると、Copilot Chat(Basic)ライセンスまたはMicrosoft 365 Copilot(Premium)アカウントを持つユーザーで、サイドナビゲーションとリボン上部にCopilotボタンが表示されなくなっていました。
影響を受けたユーザーは、次のうち1つ以上の症状に見舞われました。
- リボン上部の右上エリアにCopilotボタンが表示されない
- 従来版Outlookの左側アプリバーまたは「その他のアプリ」エリアにCopilotアイコンが表示されない
- 「アプリの追加」ではCopilotが追加可能なアプリとして表示されるものの、「開く」を選択しても何も起こらない
- リボンのカスタマイズでCopilotを追加しようとすると、コマンドが利用不可またはグレーアウトで表示される
- Outlook on the webやMicrosoft Copilotのスタンドアロンアプリ、Web版など、ほかの入り口からはCopilotを引き続き利用できる
Microsoftは6月、サービス側の変更でこの不具合を修正したと最初に発表しました。しかし、その後の更新で問題が再発したため、再調査を開始したと先月明らかにしていました。
今回Microsoftは、従来版Outlookのこの問題がようやく解決したと発表しました。原因は、OutlookがユーザーのOutlookプロファイルから一部のアカウント情報を取得できなくなる不具合だったとしています。
元のサポート文書の更新内容には、次のように書かれています。「従来版Outlookで、必要なアカウント情報をユーザーのOutlookプロファイルから取得できない場合に、ナビゲーションペインからCopilotの入り口が消えることがある問題を修正しました。Copilotボタンが表示されない原因は、ライセンス、Microsoft 365アプリの構成、更新チャネル、プライバシー設定、その他の環境要因など、さまざまです」(原文)
「ボタンが表示されないのは、複数の原因が考えられる症状です。そのため、CopilotトラブルシューティングツールとMicrosoft 365アプリで見つからないCopilotボタンを探して有効にする方法のガイダンスに従い、原因を特定して解決することをお勧めします」
Microsoftは、この既知の問題の影響が続くユーザー向けに、暫定的な回避策も公開しました。従来版Outlookで[ファイル]タブを選び、[オプション]>[詳細設定]の「Outlookウィンドウ」にある「Outlookでアプリを表示する」にチェックを入れて有効にする方法です。
この不具合の影響を受けない新しいOutlookメールクライアントやOutlook Web Access(OWA)を使うか、新しいOutlookプロファイルを作成することでも対処できます。
Microsoftは今年に入り、ほかにも既知の問題を解決しています。一部の従来版OutlookユーザーがOutlook.com経由でメールを送信できなくなる問題や、Microsoft Teams会議アドインを有効にすると従来版Outlookクライアントが使用不能になる問題です。