オランダ・ベルギー系の食品小売大手Ahold Delhaizeは、先週のサイバー攻撃で影響を受けたサービスの一部を復旧させました。数日以内にさらに多くのサービスが再開する見通しです。
同社は10月12日、ネットワーク内で「セキュリティ上の問題」が発生したとして、システムをオフラインにしました。この影響で、欧州と米国にまたがる注文や配送などのオンラインサービスが停止しました。
Ahold Delhaizeは先週、インシデントの詳細には触れないまま、各国の傘下ブランドが影響を受けたことを認めました。ただし、店舗は営業を続けているとしています。
同社は月曜日、サイバー攻撃によってサービスが中断したことを正式に認め、現在はサービスが復旧しつつあると発表しました。欧州の多くのウェブサイトとアプリケーションはすでに復旧しており、オランダのブランドであるAlbert Heijnは、金曜日までに宅配を再開する見込みです。
米国ブランドのEコマースサービスについても、数日以内に復旧する見通しですが、具体的な時期は示されていません。
同社は次のように述べています。「インシデントの間も、すべてのブランドの全店舗は営業を続けました。当社は、各ブランドの顧客に食料品をできるだけ早くお届けできるよう、システムとサービスの段階的な復旧を進めています」
同社は、被害に遭ったサイバー攻撃の種類については明らかにしていません。一方で、顧客、従業員、パートナーのデータが盗まれた証拠は確認されていないとしています。
同社によると、攻撃を発見した直後にオランダ国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)と関係当局に通報し、今週、警察に正式な被害届を提出しました。
Ahold Delhaizeのフランス・ミュラー(Frans Muller)社長兼CEOは、次のように述べています。「システムを保護するためにオフラインにしたのは予防措置であり、欧州と米国のほとんどのブランドに影響が及びました。今回のインシデントは第三者による悪意ある行為が原因ですが、ご不便をおかけしたことをお詫び申し上げます。特にお客様には、ご迷惑をおかけしました」
翻訳元: https://www.securityweek.com/ahold-delhaize-restoring-services-disrupted-by-cyberattack/