フィリピンに住んでいた45歳の米国市民が、数千人の米軍人や退役軍人をだました大規模な個人情報窃盗・詐欺計画を主導した罪を認めたと、米司法省が火曜日に発表しました。
裁判記録によると、ロバート・ウェイン・ボーリング・ジュニア被告は、盗んだ個人を特定できる情報(PII)を悪用して被害者の銀行口座に不正アクセスし、預金や退役軍人給付金を盗みました。犯行は2019年7月までの5年間に及びます。被告は電信詐欺とマネーロンダリングの共謀罪について有罪を認めており、量刑言い渡しでは最長40年の禁錮刑に直面します。
司法省刑事局のA・タイセン・デュバ司法次官補は声明で次のように述べました。「勇敢に国に尽くした人々は、感謝と保護を受けるべきです。その犠牲を利用して利益を得ようとする犯罪者の標的にされてはなりません。被告は、高齢や障害のある退役軍人を含む数千人の軍関係者の個人情報を悪用し、多大な貢献をした人々から奪い取る計画的な犯行に及びました。国を裏切る行為です」
当局によると、ボーリング被告は5月、フィリピンから米国へ強制送還され、ロサンゼルスで逮捕されました。計画に関する罪で訴追されたためです。
被告は2019年7月に共犯者4人とともに起訴され、2022年10月に逮捕状が出されていました。共犯のうちフレデリック・ブラウン受刑者とトロリス・クロフォード受刑者の2人は、すでに罪を認めています。それぞれ2021年に禁錮151カ月、2020年に禁錮46カ月の判決を受けました。ほかの共犯とされるジョンミン・ソク容疑者とアラン・アルバート・カー容疑者は、現在も逃走中です。
検察は、ボーリング被告を「計画の首謀者」と位置づけています。当局によると、被告は数千人の軍関係者のPIIをブラウン受刑者から受け取っていました。ブラウン受刑者は2010年から2015年まで、韓国駐留の米陸軍で医療記録管理を担う契約職員として働いていました。
ボーリング被告は、この機密データを使い、米軍人や退役軍人の各種アカウントに不正アクセスしました。
当局によると、一味は米国内の多数の「マネーミュール(資金運搬役)」とも組んでいました。運搬役は盗んだ資金を入金するための銀行口座を提供し、資金の一部をフィリピンに送金していました。
検察は、被告を米国に移送して訴追するために、長年にわたり取り組んできたと説明しています。起訴状によると、被告は米軍関係者の扶養家族として韓国で育ち、フィリピンのアンヘレス市に住んでいました。
テキサス州西部地区のジャスティン・R・シモンズ連邦検事は、声明で次のように述べました。「被告とその仲間の詐欺師たちは、無私の心で国に尽くす人々から盗み、私腹を肥やしました。こうした手口で他人を食い物にする者は、とりわけ被害者が軍人である場合、あらゆる手を尽くして厳正に訴追します」
翻訳元: https://cyberscoop.com/identity-theft-fraud-military-servicemembers-veterans-guilty-robert-boling/