Palo Alto NetworksとGoogle Cloud、数十億ドル規模のAIおよびクラウドセキュリティ契約を締結

Palo Alto NetworksとGoogle Cloudは金曜日、両テック大手の既存の戦略的パートナーシップを拡大する数十億ドル規模の合意を発表した。

企業がクラウドおよびAIの取り組みを安全に加速できるよう支援することを目的としたこの契約は、両社の技術面・商業面の結びつきが一段と深まることを示している。合意の一環として、Palo Alto Networksは主要な社内ワークロードをGoogle Cloudへ移行し、GoogleのVertex AIプラットフォームおよびGemini大規模言語モデル(LLM)を活用して、自社のセキュリティコパイロットを強化する。

ネットワークおよびクラウド防御の強化

両社は、Palo AltoのPrisma AIRS(AIセキュリティ)プラットフォームをGoogle Cloudの開発者エコシステムに直接統合しており、パートナーシップには中核となるセキュリティ基盤のより深い統合も含まれる:

  • ソフトウェアファイアウォール:Palo AltoのVM-SeriesファイアウォールはGoogle Cloud向けに最適化され、パブリックおよびハイブリッド環境全体でディープパケットインスペクションを提供する。
  • グローバルSASE接続:Palo Alto NetworksのPrisma AccessはGoogleのグローバルネットワークとCloud Interconnectを活用し、リモートワーカーが遅延を抑えつつ、一貫したセキュリティポリシーでAIアプリケーションにアクセスできるようにする。
  • 運用の効率化:両社は、クラウド環境でサードパーティ製セキュリティを導入する際にしばしば伴う「運用上の摩擦」を低減するため、事前に検証済みのソリューションを設計することにコミットした。

財務面および市場への影響

この合意は、Google Cloud Marketplaceを通じてすでに20億ドル超の売上を生み出してきた関係をさらに拡大するものだ。セキュリティツールをGoogle Cloudの基盤に直接組み込むことで、両社は複雑なマルチクラウド環境を管理するセキュリティチームに対し、「単一の画面(single pane of glass)」を提供することを目指している。

不明確な財務条件

発表は「画期的な合意」と位置づけられたものの、具体的な財務詳細は依然として乏しい。両社はこの取引を「数十億ドル規模」のコミットメントと表現するにとどまり、正確な金額や契約期間の具体的な時間枠の提示は避けた。こうした透明性の欠如は大規模なクラウド提携では一般的だが、業界アナリストがハードウェア面のコミットメントの正確な規模と、ソフトウェア統合コストとの内訳について推測せざるを得ない状況を残している。

翻訳元: https://www.securityweek.com/palo-alto-networks-google-cloud-strike-multibillion-dollar-ai-and-cloud-security-deal/

ソース: securityweek.com