ValarianがソブリンインフラのコントロールレイヤーへのシリーズAで5,000万ドルを調達

英国拠点のソブリンインフラ企業Valarianは火曜日、シリーズAで5,000万ドルを調達したと発表しました。

同社は以前にシード資金として2,000万ドルを調達しており、今回の資金調達はNew Enterprise Associates(NEA)、Lightbank、XTX Markets、Sequel、LitVC、そしてエンジェル投資家のGokul Rajaram氏とNikesh Arora氏から得たものだとしています。

今回の新たな投資は、Valarianの事業拡大とプラットフォーム強化の資金に充てられます。

Valarianは、組織の環境内で稼働するAIモデルやエージェント、その他のワークロードを統制するコントロールレイヤー「ACRA」を開発しました。これはKubernetesの上位層として動作します。

各ワークロードはそれぞれ専用のエンクレーブに配置され、ワークロードIDやユーザーID、デフォルト拒否のネットワークセグメンテーション、ポリシー実施、短命なシークレット、スコープ限定のメッセージング権限、監査ログといった項目をカバーする専用のポリシースタックが割り当てられます。

同プラットフォームはクラウドに依存しない設計となっており、パブリッククラウド、オンプレミス、エアギャップ環境のいずれでも同じように動作します。また、顧客が自ら暗号鍵を保持するため、デプロイが稼働した後はValarian自身もアクセスできない仕組みになっています。

不審な挙動を示した、あるいは侵害されたワークロードは、周囲のシステムを停止させることなく実行時に隔離・封鎖・失効させることができます。また、このアーキテクチャは既存のアプリケーションを作り直すことなくそのまま利用できるよう設計されています。

Valarianは2つの導入トラックを提供しています。規制業界向けの「Valarian Enterprise」と、政府・軍需顧客向けの「Valarian Defence」です。

Valarianの最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるMax Buchan氏は次のように述べています。「西側諸国の機関が持つインテリジェンス層は、静かに、契約ごとに、部署ごとに、その機関自身がコントロールできないシステムへと集約されつつあります。私たちがValarianを立ち上げたのは、主権(ソブリンティ)とは後から追加できる機能ではないからです。それは土台から築き上げなければならないアーキテクチャなのです。今回の資金調達により、そのアーキテクチャを最も必要としている組織に、最も必要とされているこの瞬間に届けるための資本を得ることができました」

翻訳元: https://www.securityweek.com/valarian-raises-50-million-for-sovereign-infrastructure-control-layer/

ソース: securityweek.com