Microsoftは初のサイバーセキュリティAIモデル「MAI-Cyber-1-Flash」を発表しました。同社によれば、脆弱性の発見において主要な競合製品を大きく上回る成果を上げたとしています。
MAI-Cyber-1-Flashは、複雑なコード内の発見が難しい脆弱性を特定するために設計されており、Microsoftのマルチエージェント型脆弱性特定・修復ハーネス「MDASH」に統合されています。
MDASHは、複数の最先端AIモデルおよび蒸留AIモデルにまたがる100以上の専門AIエージェントを統括するもので、同社自身のコードベースにおいて多数の脆弱性を発見するのに使われてきました。
Microsoftによると、サイバーセキュリティ評価フレームワーク「CyberGym」でのテストにおいて、MAI-Cyber-1-Flash(MDASHおよびGPT-5.4との組み合わせ)は、脆弱性発見の分野でGoogleが最近発表した3.5 Flash Cyber、OpenAIのGPT-5.6 Sol、そしてAnthropicのMythos 5を上回る結果を示したということです。

Microsoftは「MAI-Cyber-1-Flashは、全タスクの最大90%を効率的に処理できるよう設計されています。これにより、MDASHは弊社が保有するモデル群の中でより大規模かつ高コストなモデル(今回の場合はGPT-5.4)を、本当にそれらを必要とする残り10%の極めて困難なタスクにのみ振り向けることができます」と説明しています。
さらに同社は次のように付け加えています。「この組み合わせにより、現在MDASHで提供している最良の構成(GPT 5.4+5.4 mini+5.3 codex)と比較して、50%のコスト削減を実現できます。これこそが、独自の豊富な学習データにアクセスできる、綿密に調整されたマルチモデルシステムの威力です」
MAI-Cyber-1-Flashは、組織が攻撃をシミュレートし、脅威を検知・調査し、脆弱性を修正できるようにするエージェント型セキュリティサービス「Project Perception」を通じて提供されます。Project Perceptionは8月3日にパブリックプレビューを開始する予定です。
Microsoftは「弊社は、ID、エンドポイント、アプリケーション、データ、クラウド、そしてAIシステムにまたがる可視性を、デジタル資産全体に対して広く提供できます。それと同じくらい重要なこととして、それらの環境全体にわたって対策を実行するお手伝いもできます」と述べています。
翻訳元: https://www.securityweek.com/microsoft-unveils-mai-cyber-1-flash-its-first-cybersecurity-ai-model/
