Infobloxは、外部攻撃対象領域管理(EASM)市場への参入を発表しました。今回のSupply Chain Intelligenceの発表とあわせて、Infoblox Exposure Managementのポートフォリオが拡張され、組織は自社のインターネット公開資産だけでなく、重要な取引先のインターネット公開資産についても、攻撃者に悪用される前にエクスポージャー(露出しているリスク)を特定し、優先順位付けをして低減できるようになります。
今回の発表は、セキュリティチームが直面する時間短縮の課題に対応するものです。偵察、脆弱性の特定、エクスプロイトの作成には、これまで攻撃者にとって数週間かかるのが一般的でした。しかし最先端のAIを使えば、これが数時間、あるいは数分にまで短縮され、エクスポージャーが特定されてから武器化されるまでの猶予はますます狭まっています。組織がハイブリッド環境やマルチクラウド環境での展開を拡大し続けるなか、セキュリティチームには、組織のリスクを高めうるインターネット公開資産やサードパーティへの依存関係について、より高い可視性が求められています。
Infoblox社のExternal Attack Surface Management機能は、ソフトウェアのインストールや資格情報を用いたアクセス、能動的なスキャンを行うことなく、インターネット公開資産を即座に検出します。悪用可能性とビジネスへの影響度に基づいてエクスポージャーを特定し優先順位付けを行うほか、従来のソリューションでは見逃されがちなDNSの衛生上の問題も検出します。
先ごろ実施された早期アクセスプログラムでは、参加した約40組織のうち31組織で、宙に浮いたCNAMEレコード(dangling CNAME record)が検出されました。これは、攻撃者が企業のWeb上のプレゼンスを乗っ取るために悪用できる、孤立したDNSポインターです。特定されたレコードのうち約3分の1は、乗っ取りが容易、あるいは造作もないものであることが判明しました。これにより攻撃者は、信頼された企業ドメインの下でフィッシングページをホストしたり、認証情報を窃取したり、なりすましメールを送信したりできてしまいます。継続的な「外から内へ」の可視性がなければ、組織はこうしたエクスポージャーの存在に、手遅れになるまで気づくことができないかもしれません。
IDCのリサーチ・バイスプレジデント(セキュリティ&トラスト担当)を務めるミシェル・エイブラハム(Michelle Abraham)氏は、次のように述べています。
「AIは、組織にサイバーリスクの管理方法の見直しを迫っています。攻撃者が偵察を自動化し、エクスポージャーの発生からエクスプロイトまでの時間を圧縮するなか、組織には外部攻撃対象領域に対する継続的な可視性と、ビジネス上最大のリスクをもたらすエクスポージャーに優先順位を付けるための、より優れたコンテキストが必要とされています。これが、より広範なエクスポージャー管理戦略の一環として、外部攻撃対象領域管理への先制的なアプローチへの関心の高まりを後押ししています」
Infoblox社はまた、Infoblox Exposure Managementのポートフォリオに新たに加わるSupply Chain Intelligenceも発表しました。これにより、「外から内へ」の可視性が、組織自身のインターネット公開資産にとどまらず、重要な取引先のインターネット公開資産にまで拡張されます。Supply Chain Intelligenceは、取引先のエクスポージャー、漏えいした認証情報、ダークウェブでの活動、進行中の脅威キャンペーンを継続的に監視し、セキュリティチームが既存のセキュリティ運用ワークフローにサードパーティのエクスポージャーを組み込めるよう支援します。
Infoblox社のCPOを務めるムケシュ・グプタ(Mukesh Gupta)氏は、次のように述べています。
「すべてのセキュリティ責任者が答えられるべきシンプルな問いは、『攻撃者は今、何に手が届くのか』というものです。AIが攻撃者の偵察を加速させるなかで、この問いに答えることはますます難しくなっています。External Attack Surface Managementでは、Infobloxが持つDNSに関する深い専門知識を活用し、顧客がインシデントに発展する前に、最も重要なインターネット公開エクスポージャーを発見できるよう支援します。そして、この『外から内へ』のアプローチをSupply Chain Intelligenceを通じて重要な取引先にも広げることで、組織はより完全な形で外部リスクを把握できるようになります。Digital Risk Protection Servicesと組み合わせることで、顧客は自社環境とサードパーティのエコシステム全体で新たな脅威を特定できるだけでなく、それらがインシデントに発展する前に阻止するための行動を取れるようになります。これこそが、サイバーセキュリティにおけるより先制的なアプローチのあるべき姿です」
External Attack Surface ManagementとSupply Chain Intelligenceは、Infoblox Exposure Managementのポートフォリオにおいて、Digital Risk Protection Services(DRPS)に新たに加わるものです。これらの機能が組み合わさることで、組織は自社環境と、依存するより広範なエコシステム全体にわたって、外部リスクを発見し、優先順位付けをして低減できるようになります。