FBI、FBIJobs.gov情報漏えいでShinyHunters関与の容疑者を逮捕

米連邦捜査局(FBI)は、悪名高いサイバー犯罪組織ShinyHuntersに関与したとされる人物をさらに1人拘束しました。今回の逮捕は、FBIの採用ポータルFBIJobs.govへの深刻な侵入事件を受けたものです。この侵入により、FBI職員に関する極めて機密性の高い情報が流出しました。FBIのカシュ・パテル長官は拘束を正式に認めましたが、容疑者の身元や、現時点で係属している具体的な容疑については明らかにしていません。

ペンシルベニア州での拘束の詳細

報道機関の取材によると、拘束されたのはカナダ国籍の人物で、ペンシルベニア州の管轄内で身柄を確保されました。捜査の内情に詳しい情報提供者は、この容疑者がFBIJobs.govの技術的な悪用に積極的に関与していたと主張しています。一方、パテル長官は公の場ではより慎重な姿勢を示しました。拘束された人物について、今回のネットワーク侵入の責任がFBIにあるとみる犯罪組織の共犯者とみられると説明するにとどめています。

ShinyHuntersによるデータ窃取の規模

ShinyHuntersは、大胆な企業データの窃取と、それに続く恐喝キャンペーンで悪名を馳せています。同組織は今年9月、FBIの人事ポータルへの侵入について犯行声明を出し、現職職員や応募予定者に関する膨大なデータの持ち出しに成功したと誇示しました。公開された資料の一部を独自に検証したところ、極めて機密性の高い個人データが含まれていました。流出した情報には、FBI職員の身元、機密扱いの任務に関する職務内容の記述、自宅住所、さらには医療や精神科に関する非常にプライベートな記録が含まれています。当局は、窃取されたとされるデータ全体の規模を独自に確認できていません。

サードパーティ基盤の脆弱性

FBIの初期のフォレンジック分析によると、侵入の根本原因は高度なゼロデイ脆弱性ではなく、きわめて平凡なものでした。外部組織が保守するプラットフォームについて、サードパーティの委託業者が提供済みのセキュリティパッチを適用していなかったとされています。調査の結果、重大なインシデントの発生後、FBIは直ちにこの業者のアクセス権を停止し、特定された脆弱性を修正したことが確認されています。2つの独立した情報源は、侵害されたシステムをOracle PeopleSoftだと指摘しましたが、FBIはプラットフォーム名の公式な確認を頑として避けています。

国際的な捜査の拡大

今回の拘束は、FBIJobs.govの侵害をめぐる捜査で公に認められた3件目の逮捕となります。9月には、オランダ当局がアムステルダム在住の24歳、ペピン・ファン・デル・ステイプ(Pepijn van der Stap)容疑者を拘束しました。FBIは同容疑者をShinyHuntersの指導的立場にある人物とみています。これに対し、同組織は関与を強く否定しています。

その後、ヨルダン当局が「Rey」の名で活動するサイフ・アルディン・ハデル(Saif al-Din Khader)容疑者を拘束しました。複数の情報筋によると、ハデル容疑者はFBIに積極的に協力しており、残る組織メンバーの特定に向け、自身の電子機器や暗号化された通信への無制限のアクセスを捜査当局に認めているといいます。ハデル容疑者から得た情報が今回の逮捕に直接つながったのかどうかについて、FBIは説明していません。

米政府は、ShinyHuntersが昨年以降、140を超える組織を容赦なく標的にし、少なくとも7,000万ドルの恐喝に成功したと主張しています。国際的な捜査が着実に進むなか、カシュ・パテル長官は、各国の法執行機関のパートナーと緊密に連携し、残る組織の関係者を追及すると誓っています。

翻訳元: https://meterpreter.org/fbi-shinyhunters-suspect-arrest/

本記事は meterpreter.org の記事を翻訳・要約したものです。