元ランサムウェアハッカーが、昨年有罪を認めていた病院や政府機関などへの一連のサイバー攻撃に関する罪で、禁錮70カ月の判決を言い渡されました。
判決を受けたのは、ウクライナ出身の36歳、アルテム・ストリジャク被告です。スペインのバルセロナに住みながら、ランサムウェアグループ「Nefilim」のアフィリエイト(実行役)として活動していました。2021年を通じて、Nefilimを使い、米国、カナダ、オーストラリアの組織を攻撃しました。
ストリジャク被告は、起訴されている共犯者のウォロディミル・ティモシュチュク容疑者らNefilimの管理者に対し、被害者から脅し取った身代金の20%を手数料として支払っていました。その後Nefilimを離れ、ランサムウェア集団「Hive」に加わり、2021年10月から2023年1月まで同グループと活動しました。ティモシュチュク容疑者は逮捕を免れています。
ストリジャク被告は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック下で、病院、政府機関、企業を標的にしたHiveの攻撃を支援しました。Hiveは主要なランサムウェア集団として活動する間に、80カ国の数千の被害者のデータを暗号化し、数百万ドルの身代金を得ました。
FBIのブレット・レザーマン次長補は「アルテム・ストリジャクは、複数のランサムウェアグループと連携して米国の企業や病院を狙った常習的なサイバー犯罪者です。これらのグループは患者のケアを妨害し、1億ドルを超える損失を生じさせました」と述べました。
検察は、パンデミック中にHiveのランサムウェア攻撃を受け、新規患者を受け入れられなくなった病院の事例を挙げました。Hiveは、FBIによる数カ月に及ぶ作戦で壊滅的な打撃を受けています。
ストリジャク被告は2024年6月にスペインで逮捕され、昨年4月に米国へ引き渡されました。2025年12月には、コンピューターに関連する詐欺、恐喝などの共謀2件について有罪を認めました。
A・タイセン・デューバ司法次官補は「今回の判決により、米国の企業や医療を狙ったサイバー攻撃に関与した被告をめぐる、複数の大陸にまたがる長年の捜査に区切りがつきました」と述べました。
検察は、ティモシュチュク容疑者の行方を今も追っています。同容疑者は、ランサムウェアグループ「LockerGoga」と「MegaCortex」の管理者でもあったとして訴追されています。
ジョセフ・ノセラ・ジュニア連邦検事は「ウォロディミル・ティモシュチュクを必ず捕らえる決意です」と語りました。
司法省はこれまでに、ティモシュチュク容疑者の所在に関する情報に1,100万ドルの報奨金を提示しています。Hiveのほかのメンバーに関する情報には、1,500万ドルの報奨金も設けています。
翻訳元: https://therecord.media/nefilim-hive-ransomware-operator-70-months-prison