司法省によると、カナダ人の男2人が複数の米国の大学のネットワークに侵入して認証情報を盗み、侵害したコンピューターにマルウェアを仕込んで処理能力を乗っ取り、暗号資産マイニング事業に利用していました。
公開された起訴状によると、Ryan James Roach容疑者とMathiew James Stubbings容疑者は、2016年半ばから2019年後半にかけて、ニューヨーク州、テネシー州、ノースカロライナ州、マサチューセッツ州にある少なくとも4つの大学のネットワークを侵害したとされています。
カナダ・サスカチュワン州出身の35歳のRoach容疑者は、10月28日に米国へ引き渡され、火曜日にニューヨーク西部地区連邦地方裁判所で罪状認否を受けました。検察は、カナダ・オンタリオ州出身の41歳のStubbings容疑者についても、引き渡しを引き続き求めているとしています。
大陪審は2022年4月に、このカナダ国籍の2人を起訴していました。2人は複数のサイバー犯罪で訴追されており、有罪となった場合は最長10年の禁錮刑と最大25万ドルの罰金が科される可能性があります。
検察は、2人が悪用可能な脆弱性を抱えるスーパーコンピューターを調べ上げ、標的となる被害者を特定していたと主張しています。当局によると、2人はネットワークに侵入し、侵害したマシンにマルウェアを展開してシステムを乗っ取りました。
Roach容疑者とStubbings容疑者は、偽の身元で欧州と米国のバーチャルプライベートサーバーを借り、通信を隠蔽していたとされます。そのうえでルートキットを展開し、認証情報やデータを盗み、暗号資産マイニングソフトを侵害したコンピューターに送り込んでいました。
検察は起訴状で次のように述べています。「被告らは少なくとも1台のスーパーコンピューターに自分たちのために暗号資産をマイニングさせました。その結果、スーパーコンピューターの処理速度と能力の大部分が、正当な所有者には利用できなくなりました」
2人が今回の共謀によって、金銭的利益のためにどれだけの暗号資産をマイニングしたのかについて、当局は明らかにしていません。
有罪となった場合、Roach容疑者とStubbings容疑者は、ネットワーク機器やデータストレージ機器の数々に加え、一連の犯行によって得た財産や収益も没収されることになります。
翻訳元: https://cyberscoop.com/canadian-extradited-cryptomining-universities/