Arkose Labsは、企業が自律型AIエージェントによるトラフィックを管理できるよう、Arkose Agent Trust Managerを拡張しました。企業はエージェントのセッションを分類し、カスタマージャーニーの各ステップで「許可」「監視」「ブロック」のポリシーを適用できます。複数のネットワークをまたいで同一のエージェントを追跡することも可能です。
この対策は急務です。Arkose Labsの「State of Agentic AI Trust Q3」レポートによると、パーソナルAIエージェントが自ら身元を明らかにする割合は3%未満にとどまります。エージェントが名乗り出るのを前提にしたルールでは、ほぼすべてを見逃してしまいます。これらの制御はCommand Centerで管理でき、他のインテリジェンスソースと組み合わせたり、社内チームと共有したりできます。
「エージェントはすでに、ブロックを避けるために自らの識別方法を変えています。人間向けに作られた認証ステップを通過することもできます。もはや企業は、エージェントが自ら名乗ることを当てにできません」と、Arkose LabsのCEOであるKevin Gosschalk氏は述べています。「Agent Trust Managerを使えば、カスタマージャーニーの各ステップで、すべてのエージェントに何を許可するかを企業自身が決められます。エージェントがシグナルやネットワークを変えても、そのルールは維持されます」
Agent Trust Managerの新機能は次のとおりです。
- エージェントオーケストレーション: 企業はサインアップ、ログイン、チェックアウト、資金移動など、カスタマージャーニーをステップごとに定義し、それぞれに許可・監視・ブロックのいずれかのポリシーを設定します。Arkose Titanが、やり取りが発生している最中にそのポリシーを適用します。
- エージェントの可視化と分類: すべてのエージェントセッションを、自己申告する正規エージェント、申告しない正規エージェント、悪意あるエージェントのいずれかに分類します。これにより、どのエージェントがフローに存在し、それぞれが実在の顧客のために動いているかどうかを把握できます。
- エージェントルールとエージェント向けブロックメッセージ: ポリシーを適用し、その理由をエージェントに伝えます。ブロックされたエージェントには、企業のブランドで「このワークフローはエージェントに対応していない」と明示するメッセージが表示され、対応している経路も案内されます。
- Ask TitanとAIアシスト連携(MCP): 自社トラフィック内のエージェントについて、Command Centerや普段使っているAIアシスタントから平易な言葉で回答を得られます。既存のロールによるアクセス制御も適用されます。
- Arkose Agent IDの導入: Arkose Labsは、IPではなくエージェントそのものを追跡するAgent IDを導入します。エージェントがネットワークを切り替えたり、新しいビルドを公開したり、多数のアカウントに現れたりしても変わらない、エージェントごとの固定識別子です。
- 検知監査の導入: Arkoseは、エージェント検知の監査証跡となる検知監査を導入します。シグナルがいつ更新されたか、各セッションが当時どう分類されたか、新しいシグナルなら何を検知できたかを確認でき、Command Centerからエクスポートできます。
- グローバルインテリジェンス: 自社のエージェントトラフィックをArkoseネットワーク全体と比較できます。エージェントの構成比の推移、攻撃キャンペーン、発信元の国などが対象です。
- 人間による証明(近日提供予定): 資金移動など、企業が機密性が高いと位置づけたステップでは、エージェントが先に進む前に人間による確認を必須とする仕組みをArkose Labsが提供します。
Agent Trust Managerはすでに、トラフィック内のエージェントが「自己申告する正規」「申告しない正規」「悪意あるもの」のどれに当たるかを企業に示しています。今回の新機能により、企業はこの可視化をもとに、各ステップでエージェントの種類ごとに適切なポリシーを適用できるようになります。
翻訳元: https://www.helpnetsecurity.com/2026/11/05/arkose-agent-trust-manager/