Dropzone AI、脅威ハンティングをSOCの日常業務に変える

Dropzone AIは、プロアクティブな脅威ハンティングエージェント「AI Threat Hunter」の一般提供を開始したと発表しました。このツールを使えば、セキュリティチームは環境全体にわたって構造化されたハントパックを実行し、従来のアラートでは見逃されがちな潜在的脅威、新たなリスク、セキュリティカバレッジのギャップを特定できます。

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セキュリティアラートは、事前に定義された検知ルールに合致する活動にフラグを立て、既知の脅威や不審な挙動をチームが特定する助けとなりますが、それは環境を見る一つの視点にすぎません。脅威ハンティングは、それ以外のすべてに目を向けます。アラートでは表面化するように設計されていない新たなリスクやカバレッジのギャップを発見し、是正することは、あらゆるセキュリティプログラムにおいて重要な要素です。問題は、従来の脅威ハンティングには専門的なスキル、カスタムクエリ、そしてアナリストの時間が必要であり、ほとんどのチームにはそれを割く余裕がないという点です。

単一のハントに10時間から20時間の作業を要することもあるため、ハンティングはめったに行われず、後手に回るか、そもそも実施されないことも少なくありません。AI Threat Hunterは、ハンティングをSOCにおける達成可能で日常的な業務に変えることで、こうした障壁を取り除きます。何をハントするかはチームが決め、実際の作業はエージェントが担う仕組みです。

270種類を超えるハントパックが実際の攻撃者の挙動やMITRE ATT&CKに対応付けられており、単にツールに問い合わせるだけではありません。熟練アナリストのように調査を行い、セキュリティスタック全体にわたる証拠を関連付け、すぐに行動へ移せる完全で理路整然とした調査結果を返します。各パックは5件から10件のハントをまとめて実行するため、以前はチームの1週間を費やしていた作業が、今では約1時間から2時間で結果を返し、すべてのステップが完全に可視化され、管理下に置かれます。

会話形式のハンティング支援ツールや、アナリストのデータ検索を単に手助けするだけのソリューションとは異なり、AI Threat Hunterは反復可能でスケジュール実行できる運用であり、脅威ハンティングを「あれば望ましいもの」から「運用に組み込まれたもの」へと変えます。

AI Threat Hunterは既に、Splunk、Microsoft Sentinel、CrowdStrike NG-SIEM、Elastic、Pantherにわたって、複数システムを横断する仮説駆動型のハントを実行しています。現在進行中の脅威にとどまらず、各ハントは可視性のギャップ、ポリシー違反、設定ミスといった態勢面の知見や、検知の改善余地も明らかにします。

チームはUI上で脅威レポートやサマリーをエクスポートしたり、ハント履歴を確認したりできるほか、環境内で既知の無害な活動を除外するコンテキストメモリ機能も活用できます。2026年後半には、カスタム仮説に基づくハント、追加のデータソース対応、そしてDropzone AIの「AI SOC Analyst」との連携強化による対応アクションの実現など、さらなる機能の追加が予定されています。

Dropzone AIのCEOであるEdward Wu氏は次のように述べています。「攻撃者は既にマシンスピードで動いています。今や彼らのボトルネックはスキルではなく計算リソースであり、防御側は人材を増やすだけではこのギャップを埋められません。AI Threat Hunterがあれば、どのチームも未検知の侵入を同じスピードでプロアクティブに特定でき、ハンティングを年に一度の贅沢な取り組みから日常的な運用習慣へと変え、長年攻撃者側に傾いてきた戦況を是正できます。アナリストは今後、ハントの構築や実行といった機械的な作業ではなく、自分たちにしかできない判断に集中し続けられるようになります」

300社を超える企業とMSSPがDropzone AIプラットフォームを運用しており、その成果は一貫しています。チームは時間を取り戻し、これまでにないほど広範囲に環境を調査できるようになっています。Zapierはトリアージ時間を10分から15分から2分未満へと短縮し、85%の削減を達成しました。UiPathは700時間を超えるアナリスト工数を節約し、誤検知を86%削減しました。Assala Energyは少人数のチームでアラート調査率100%と5倍の対応速度向上を実現しました。AI Threat Hunterは、この同じマシンスピードの優位性を脅威ハンティングにもたらしており、ベータ版だけでも200年分に相当するハンティング作業を自動化しています。

Cyber Fusion Center Technical Leadを務めるGreg Spillman氏は次のように語っています。「AI Threat Hunterは、担当者を1人もキューから引き離すことなくこれを実行し、終わった時には経営陣にそのまま持っていける、証拠に裏付けられた明確な調査結果が手元にありました。これこそ、セキュリティチームが本当に必要としている力です」

翻訳元: https://www.helpnetsecurity.com/2026/07/30/dropzone-ai-threat-hunter/

本記事は helpnetsecurity.com の記事を翻訳・要約したものです。