Wiz、GitHub Advanced Securityが見逃したSnowflakeのGitHubリポジトリの重大な欠陥をAIエージェントで発見

Google Cloud傘下のWizに所属するセキュリティ研究者たちが、Snowflakeが公開しているGitHubリポジトリの1つに、GitHub Advanced Securityが見逃していた重大なスクリプトインジェクション脆弱性を発見しました。

この発見は、Wiz Researchの自律型AIセキュリティ研究ツール「Red Agent」によるものです。

Wizの研究者たちがSnowflakeのHackerOne脆弱性報奨金プログラムを通じてセキュリティ調査を行っていた6月23日、Red Agentはsnowflakedb/snowflake-connector-netのGitHub Actionsにスクリプトインジェクション脆弱性を発見しました。

この問題により、認証を受けていないユーザーでも、特殊に細工したタイトルを付けたGitHub issueを開くだけで、GitHub Actionsのランナー内で任意のコマンドを実行できる状態になっていました。この脆弱性は、プルリクエスト(PR)#1218がGitHub上でマージされた6月18日、その5日前から存在していました。

GitHub Copilot Autofixを用いたGitHub Advanced Securityのスキャンは、脆弱なワークフローを含む最終版のPRを解析していました。しかし、この重大なインジェクションを検知できていなかったと、Wiz Researchの脅威エクスポージャー責任者であるGal Nagli氏は8月17日付のレポートで指摘しています。

Wiz Researchの自律型エージェントは、人間の介入を一切介さずに、このGitHub Actionsインジェクションを独自に発見・悪用し、Snowflake内部のJiraコネクタにある機密データへのアクセスを検証した上で、その被害範囲まで評価しました。

Wizは6月23日、HackerOneを通じてこの脆弱性をSnowflakeに報告しました。

Snowflakeは同日中に、脆弱だったスクリプトインジェクションのワークフローを修正し(コミット1dc7766、PR #1402)、6月24日にJiraトークンをローテーションしました。

「この開示を受け、直ちに調査と修復を行いました。調査の結果、不正アクセスの証拠は確認されませんでした」とSnowflakeは公式の発表で述べています。

「私たちはWizと協力し、こうした知見を業界全体で共有することで、これらのセキュリティのベストプラクティスの普及を促していきます」

画像提供: Stephanie L Sanchez / Michael Vi / Shutterstock.com

翻訳元: https://www.infosecurity-magazine.com/news/wiz-ai-agent-finds-snowflake/

本記事は infosecurity-magazine.com の記事を翻訳・要約したものです。