数百万ドル規模の投資詐欺を摘発するための国際的な長期作戦で、今週また大きな成果が上がりました。警察が100台のサーバーを押収し、複数の詐欺サイトを閉鎖したのです。
ドイツのイツェホー検察庁が主導した11月3日の一斉摘発では、詐欺的な投資サイトのホスティングを担っていたとみられる企業が標的となりました。
Europolによると、被害者は「損失なしで大きな利益が得られる」とうたう偽の広告でこれらのサイトに誘導されていました。関心を示して情報を登録すると、その個人データがこの企業から、詐欺コールセンターを運営する犯罪グループへ共有される仕組みでした。
ブローカーを装った詐欺師は、さまざまなソーシャルエンジニアリングの手口を使い、架空の投資案件に資金を投じるよう被害者を説得しました。詐欺のために開設されたオンライン口座には見せかけの利益が表示されていたとみられ、被害者はさらに資金をつぎ込むことになりました。
Europolによると、被害者が出金を求めると、ブローカーは引き延ばしの手口で支払いを阻止しました。その後は連絡を絶ち、被害者は資金を取り戻す手段を失いました。
捜査当局は、被害額が400万ユーロ(450万ドル)を超えると推定しています。被害者になり得る人は、最大50カ国に及ぶ可能性があります。
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火曜日の一斉摘発では、サーバーの押収に加え、容疑者7人を逮捕しました。7人はドイツへ引き渡される予定です。当局は17カ所で家宅捜索を行い、ほかの証拠や資産も押収しました。
作戦にはアルバニア、キプロス、フィンランド、ドイツ、イスラエル、コソボ、北マケドニアが協力しており、この詐欺が国境を越えて行われていたことがうかがえます。Europolによると、詐欺コールセンターはアルバニア、コソボ、北マケドニアで確認されています。
4年がかりの捜査
事件の発端は2022年にさかのぼります。あるドイツ人夫婦が、加入していた投資スキームから資金を引き出せないと地元当局に訴え出ました。
2022年9月6日の一斉摘発では、ベルギーとラトビアで家宅捜索が行われ、容疑者2人が逮捕されました。押収した証拠により、警察は、詐欺に使われたコールセンターの責任者を含む、ネットワークの別のメンバー7人を特定しました。
次の一斉摘発は2025年5月13日に実施されました。警察はアルバニア、キプロス、イスラエルで同時に8件の家宅捜索を行っています。Europolは当時、この摘発でキプロスの容疑者1人を逮捕し、電子機器、書類、現金などの証拠を追加で押収したと発表しました。
ただし警察は、過去の事例のようにネットワークを壊滅させたとは主張していません。
FBIによると、2025年に最も収益が大きかったサイバー犯罪は投資詐欺で、サイバー犯罪者は約87億ドルを手にしました。近年、欧州で明るみに出た詐欺としては、ほかにも2023年に摘発された8,900万ユーロ(1億ドル)規模の組織や、2021年に潰されるまでに1,500万ユーロ(1,700万ドル)を稼いだ 金融犯罪組織などがあります。
翻訳元: https://www.infosecurity-magazine.com/news/police-100-servers-fouryear/